自然との共存

江戸時代の人々の暮らしは、雑木林のと共存に置かれていたようです。当時の人びとは、自宅近くの森や林に植林をして、落ち葉をたい肥としたり、薪で火を起こし、炭をつくり、季節とともに雑木林の手入れを行ってきたようです。人々は自然の恵みに守られることで自分たちの生活が成り立つことを知っていたのかもしれません。雑木林から恩恵を得るかわりに、森や林の手入れを行い雑木林との共存を子孫たちに伝承していったようです。人が雑木林との共存をやめてしまったのは、社会の近代化とともに、地球資源の化石燃料が使われるようになってからだそうです。現在皆さんが生活資源として活用している石油やガソリンが普及することで、雑木林の薪などが不用になってしまったのです。1960年代あたりから、急激に森や林の手入れをする人々の数が減少したことで森や山が荒れていきました。