本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

【百人一首】第二十一首~第三十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第二十一首から第三十首を一気に学ぶ 百人一首 第二十一首から第三十首を一気に学ぶ 今来こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 訳 解説 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 訳 解説 月見れば ちぢにも…

【百人一首】を第一首から学ぶ(81・82)

百人一首を第一首から学ぶ(81・82) 81首目 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる 後徳大寺左大臣 訳 今朝、ホトトギスの鳴き声がした方角をふっと眺めてみたが、有明の月が輝いているだけだった。 解説 「ホトトギス」は夏になる…

【図書館】学校の怪談【本当にあった怖い話】

私が勤務している小学校の図書館は、アレが出るということを転任前から聞かされていました。 前任の先生から聞いていた話では、まず、カウンターに貸出用のパソコンがあるのですが、そのパソコンをシャットダウンしても、電源が勝手に入ってしまうとのこと。…

学校司書じゃなくなった夜に思うこと

突然ですが、これを読んでくださっているあなたは、子どもの頃、本は好きでしたか? 子どもの頃から本が好きで、今も好きという方。 子どもの頃は本が好きだったけど、今はそうでもないという方。 子どもの頃は本が好きじゃなかったけど、今は好きという方。…

【百人一首】を第一首から学ぶ(79・80)

百人一首を第一首から学ぶ(79・80) 79首目 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 左京大夫安顕輔 訳 秋風によって長く引いた雲と雲の切れ間から、こぼれ出る月の光は、なんと清く澄み切って明るいことでしょう。 解説 崇徳院…

【百人一首】を第一首から学ぶ(77・78)

百人一首を第一首から学ぶ(77・78) 77首目 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ 崇徳院 訳 川が岩にせき止められて二つに分かれてもまた合流するように、今は離れ離れになってもまた逢おう。 解説 崇徳院は天皇の子として産…

【百人一首】を第一首から学ぶ(75・76)

百人一首を第一首から学ぶ(75・76) 75首目 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり 藤原基俊 訳 あなたが約束してくれた、させも草の露のような恵みのお言葉を命のように大切にしてきたのに、ああ、今年の秋もむなしく過ぎていく…

ジョン・クラッセンのおすすめ絵本4選【読み聞かせ】

ジョン・クラッセンのおすすめ絵本4選 こんにちは。 今日はジョン・クラッセンの絵本の中から、おすすめの4冊を紹介したいと思います。 ジョン・クラッセンのおすすめ絵本4選 『どこいったん』 あらすじ 感想 『ちがうねん』 あらすじ 感想 『みつけてん…

『ぼくのニセモノをつくるには』ヨシタケシンスケ:作 【絵本】あらすじ・感想

『ぼくのニセモノをつくるには』 ぼくのニセモノをつくるには 作者: ヨシタケシンスケ 出版社/メーカー: ブロンズ新社 発売日: 2014/09/20 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (11件) を見る 『ぼくのニセモノをつくるには』 ヨシタケシンスケ:作 ブロ…

【百人一首】を第一首から学ぶ(73・74)

百人一首を第一首から学ぶ(73・74) 73首目 高砂の 尾の上の桜 咲にけり 外山の霞 立たずもあらなむ 権中納言匡房 訳 遠くの山の峰に桜が咲いている。 里山の霞よ立たないでくれ。 峰の桜が見えなくなってしまうから。 解説 作者の権中納言匡房は学者…

『ふまんがあります』ヨシタケシンスケ:作 【絵本】あらすじ・感想

『ふまんがあります』 ふまんがあります (PHPわたしのえほん) 作者: ヨシタケシンスケ 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2015/09/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 『ふまんがあります』 ヨシタケシンスケ:作 PHP研究所 あらすじ …

【百人一首】を第一首から学ぶ(71・72)

百人一首を第一首から学ぶ(71・72) 71首目 夕されば 門田の因幡 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞ吹く 大納言経信 訳 夕方になると、門の前の田んぼの稲葉にさわさわと音を立てさせる秋風が、茅葺きのこの山荘にも吹いてきた。 解説 この歌は、経信…

福岡県春日市の中学校図書館 民間委託について

春日市の中学校の司書の運用について、こちらの記事を読みました。 headlines.yahoo.co.jp 福岡県春日市の中学校図書館民間委託について かいつまんで書きますと、2020年度から現行の嘱託職員配置を見直し、民間業者への委託に切り替えることを考えてい…

【百人一首】を第一首から学ぶ(69・70)

百人一首を第一首から学ぶ(69・70) 69首目 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり 能因法師 訳 嵐が吹き散らかした三室山の紅葉は、麓を流れる龍田川の川面を彩って、豪華絢爛な錦のようであったよ。 解説 この歌には、「三室の山」と…

【百人一首】を第一首から学ぶ(67・68)

百人一首を第一首から学ぶ(67・68) 67首目 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ 周防内侍 訳 春の夜の夢のようにはかない腕枕のために、つまらないうわさが立ってしまったら、それは誠に残念ではありませんか。 解説 親しい…

離任式を終えての率直な感想と裏話

先日、卒業式があり、その後、離任式がありました。 私が勤務している小学校はそこそこの規模で、今年転退職する先生が18人いました。 全職員の3分の1近くです。 この人数なので、離任式でのあいさつも長くなりそうですよね。 長くここで担任をやってき…

【百人一首】を第一首から学ぶ(65・66)

百人一首を第一首から学ぶ(65・66) 65首目 恨みわび 干さぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 相模 訳 涙で朽ちる着物の袖さえ無念なのに、失恋で悪いうわさが立ち、私の名も落ちていく。 それが口惜しい。 解説 作者は平安時代を代表…

【百人一首】を第一首から学ぶ(63・64)

百人一首を第一首から学ぶ(63・64) 63首目 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな 左京大夫道雅 訳 今となってはもうあなたのことは諦めようと思っていますが、せめてそのことを直接伝えたいなあ。 解説 この話は実話に基づ…

【百人一首】を第一首から学ぶ(61・62)

百人一首を第一首から学ぶ(61・62) 61首目 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな 伊勢大輔 訳 いにしえの昔、奈良の都で咲いた桜が、今日は九重の宮中でひときわ美しく咲き誇っております。 解説 詞書には「一条院の時代、奈良から…

【百人一首】を第一首から学ぶ(59・60)

百人一首を第一首から学ぶ(59・60) 59首目 やすらはで 寝なましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月をみしかな 赤染衛門 訳 ぐずぐず起きていないで寝てしまえばよかった。 あなたを待って夜が更け、傾いた月を見てしまいました。 解説 平安時代の…

【百人一首】を第一首から学ぶ(57・58)

百人一首を第一首から学ぶ(57・58) 57首目 めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな 紫式部 訳 久々に会えたのに、それがあなたかどうかもわからないうちに帰るなんて、くもに隠れた月のようだわ。 解説 あわただしく帰っ…

【百人一首】を第一首から学ぶ(55・56)

百人一首を第一首から学ぶ(55・56) 55首目 滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ 大納言公任 訳 滝の音が聞こえなくなって長い年月が経つが、その名声だけは消えることなく、今も世間に知れわたっていることだ。 解説 この…

本が好きすぎる女の子が満面の笑顔を見せた日

六年生のとあるクラスが、卒業前の奉仕活動ということで、図書館に来てくれました。 蔵書点検は一通り終わっているので、本を出し、棚を乾拭きしてもらうことに。 それから、除籍となった本を三階から一階まで下ろすお手伝いも。 これは、当初は自分一人です…

【百人一首】を第一首から学ぶ(53・54)

百人一首を第一首から学ぶ(53・54) 53首目 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る 右大将道綱母 訳 嘆きながらひとりで孤独に寝る夜。 夜明けまでの時間がいかに長いことか、あなたは知らないでしょう。 解説 詠み人の藤…

【百人一首】第十一首~第二十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第十一首から第二十首を一気に学ぶ 十一首目 わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣舟 参議篁 訳 大海原に浮かぶ無数の島々を目指して漕ぎ出していったと、都の人には伝えてくれ。 漁師の釣り船よ。 参議篁は802年生~83…

【学校司書】になったらやるべきこと まとめ

この四月に初めて学校司書として働き始めるという方へ 学校司書一年目というのは、なかなかハードです。 引継ぎはとても短い時間で済まされ、仕事を始めてしまえばもうひとりの職場(先生たちは他にもたくさんいるでしょうが、たいていの場合、司書はひとり…

【百人一首】を第一首から学ぶ(51・52)

百人一首を第一首から学ぶ(51・52) 51首目 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを 藤原実方朝臣 訳 こんなにも恋しく思っているのに、いざ口に出して伝えようとすると言えません。 きっとあなたは知らないでしょう。 私の…

【百人一首】を第一首から学ぶ(49・50)

百人一首を第一首から学ぶ(49・50) 49首目 御垣守 衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ 大中臣能宣 訳 宮中の門番が焚くかがり火は、夜は赤々と燃え盛り、昼になると消えてしまう。 それと同じように、夜には激しく燃え上がる私の心…

【百人一首】を第一首から学ぶ(47・48)

百人一首を第一首から学ぶ(47・48) 47首目 八重むぐら 茂れる宿の 寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 訳 つる草が何重にも生い茂って、荒れた家。 訪れる人は誰もいないが、それでも秋はやって来るのだなあ。 解説 「八重むぐら」のむぐ…

【読書通帳】定価の印字より効果のある取り組みを考えてみました

読書通帳について 読書通帳がテレビ番組で取り上げられ、話題になっていますね。 ご存じない方のために、読書通帳について、簡単に説明を。 読書通帳とは何か? 読書通帳は、銀行で言うところの預金通帳のような、図書館専用の通帳のことです。 図書館に設置…