本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

百人一首

【百人一首】第九十一首~第百首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第九十一首から第百首を一気に学ぶ 百人一首 第九十一首から第百首を一気に学ぶ きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む 訳 解説 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわくまもなし 訳 解説 世の中は 常にもがも…

【百人一首】第八十一首~第九十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第八十一首から第九十首を一気に学ぶ 81首目 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる 後徳大寺左大臣 訳 今朝、ホトトギスの鳴き声がした方角をふっと眺めてみたが、有明の月が輝いているだけだった。 解説 「ホトトギス」は夏…

【百人一首】第七十一首~第八十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第七十一首から第八十首を一気に学ぶ 百人一首 第七十一首から第八十首を一気に学ぶ 夕されば 門田の因幡 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞ吹く 訳 解説 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ 訳 解説 高砂の 尾の上の桜 咲…

【百人一首】第六十一首~第七十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第六十一首から第七十首を一気に学ぶ 百人一首 第六十一首から第七十首を一気に学ぶ いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな 訳 解説 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関は許さじ 訳 解説 今はただ 思ひ絶えなむ と…

【百人一首】第五十一首~第六十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第五十一首から第六十首を一気に学ぶ 51首目 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを 藤原実方朝臣 訳 こんなにも恋しく思っているのに、いざ口に出して伝えようとすると言えません。 きっとあなたは知らないでしょう。…

【百人一首】第四十一首~第五十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第四十一首から第五十首を一気に学ぶ 41首目 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか 壬生忠見 訳 私が恋をしているという噂がたってしまった。 誰にも知られぬよう、想い始めたばかりだったのに。 解説 ひそかに抱いてい…

【百人一首】を第一首から学ぶ(99・100)

百人一首を第一首から学ぶ(99・100) 99首目 人も愛し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は 後鳥羽院 訳 人を愛おしいと思うときもあれば、うらめしいと思うときもある。 この世をつまらないと思うがために、あれこれと思い悩んでし…

【百人一首】を第一首から学ぶ(97・98)

百人一首を第一首から学ぶ(97・98) 97首目 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ 権中納言定家 訳 いくら待っても来ない人を待つ私は、松帆の浦の浜辺で夕方に焼かれている藻塩のように、あなたに恋焦がれ、この身をじりじり…

【百人一首】を第一首から学ぶ(95・96)

百人一首を第一首から学ぶ(95・96) 95首目 おほけなく 憂き世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖 前大僧正慈円 訳 身の程知らずな発言ですが、このつらい世に生きる人々に、覆いをかけてあげましょう。 この比叡山に住み始めてから身に付けて…

【百人一首】を第一首から学ぶ(93・94)

百人一首を第一首から学ぶ(93・94) 93首目 世の中は 常にもがもな 渚こぐ 海人の小船の 綱手かなしも 鎌倉右大臣 訳 世の中は常に変わらないであってほしいなあ。 波打ち際をこいでいく漁師の小舟が綱で引かれていく様子は、しみじみと心を動かされ…

【百人一首】を第一首から学ぶ(91・92)

百人一首を第一首から学ぶ(91・92) 91首目 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む 後京極摂政前太政大臣 訳 コオロギが鳴いている、霜がおりた夜の寒いむしろの上で、着物の片方のそでをしいて、一人で眠るのだろうか。 解…

【百人一首】を第一首から学ぶ(89・90)

百人一首を第一首から学ぶ(89・90) 89首目 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 式子内親王 訳 私の命よ、絶えるのであれば絶えてしまいなさい。 このまま生きながらえてしまえば、秘密の恋を耐え忍ぶことができなくなり…

【百人一首】を第一首から学ぶ(87・88)

百人一首を第一首から学ぶ(87・88) 87首目 村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ 寂蓮法師 訳 にわか雨が通りすぎていき、まだその露もかわかない杉や檜の葉のあたりに、早くも霧が立ち上っている秋の夕暮れだなあ。 解説 木立にに…

【百人一首】を第一首から学ぶ(85・86)

百人一首を第一首から学ぶ(85・86) 85首目 夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり 俊恵法師 訳 一晩中、つれないあなたのことを想って悩んでいるこのごろは、早く朝になってほしいのに、なかなか夜が明けなくて、朝日…

【百人一首】第三十一首~第四十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第三十一首から第四十首を一気に学ぶ 31首目 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 坂上是則 訳 空がほのかに明るくなってきた明け方m有明の月と間違えるほど明るく、吉野の里に雪が降っている。 坂上是則は生年不詳~930年…

【百人一首】を第一首から学ぶ(83・84)

百人一首を第一首から学ぶ(83・84) 83首目 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる 皇太后宮大夫俊成 訳 世の中には悲しみから逃れる方法などないものだ。 思いつめて入ってきた山奥にさえ、悲しげな鹿の声が響いている。 解説 平…

『実は昼ドラちっくな!?百人一首』【書評】まんがでわかる

こんにちは。 こつこつと書いてきた百人一首の記事も、いよいよ後半になってきました。 今日は、百人一首に関する豆知識的なことがたくさん書いてあるこちらの本を紹介したいと思います。 実は昼ドラちっくな!? 百人一首 作者: 関根尚 出版社/メーカー: ベス…

【百人一首】第二十一首~第三十首 現代語訳と解説 まとめ

百人一首 第二十一首から第三十首を一気に学ぶ 百人一首 第二十一首から第三十首を一気に学ぶ 今来こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 訳 解説 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 訳 解説 月見れば ちぢにも…

【百人一首】を第一首から学ぶ(81・82)

百人一首を第一首から学ぶ(81・82) 81首目 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる 後徳大寺左大臣 訳 今朝、ホトトギスの鳴き声がした方角をふっと眺めてみたが、有明の月が輝いているだけだった。 解説 「ホトトギス」は夏になる…

【百人一首】を第一首から学ぶ(79・80)

百人一首を第一首から学ぶ(79・80) 79首目 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 左京大夫安顕輔 訳 秋風によって長く引いた雲と雲の切れ間から、こぼれ出る月の光は、なんと清く澄み切って明るいことでしょう。 解説 崇徳院…

【百人一首】を第一首から学ぶ(77・78)

百人一首を第一首から学ぶ(77・78) 77首目 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ 崇徳院 訳 川が岩にせき止められて二つに分かれてもまた合流するように、今は離れ離れになってもまた逢おう。 解説 崇徳院は天皇の子として産…

【百人一首】を第一首から学ぶ(75・76)

百人一首を第一首から学ぶ(75・76) 75首目 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり 藤原基俊 訳 あなたが約束してくれた、させも草の露のような恵みのお言葉を命のように大切にしてきたのに、ああ、今年の秋もむなしく過ぎていく…

【百人一首】を第一首から学ぶ(73・74)

百人一首を第一首から学ぶ(73・74) 73首目 高砂の 尾の上の桜 咲にけり 外山の霞 立たずもあらなむ 権中納言匡房 訳 遠くの山の峰に桜が咲いている。 里山の霞よ立たないでくれ。 峰の桜が見えなくなってしまうから。 解説 作者の権中納言匡房は学者…

【百人一首】を第一首から学ぶ(71・72)

百人一首を第一首から学ぶ(71・72) 71首目 夕されば 門田の因幡 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞ吹く 大納言経信 訳 夕方になると、門の前の田んぼの稲葉にさわさわと音を立てさせる秋風が、茅葺きのこの山荘にも吹いてきた。 解説 この歌は、経信…

【百人一首】を第一首から学ぶ(69・70)

百人一首を第一首から学ぶ(69・70) 69首目 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり 能因法師 訳 嵐が吹き散らかした三室山の紅葉は、麓を流れる龍田川の川面を彩って、豪華絢爛な錦のようであったよ。 解説 この歌には、「三室の山」と…

【百人一首】を第一首から学ぶ(67・68)

百人一首を第一首から学ぶ(67・68) 67首目 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ 周防内侍 訳 春の夜の夢のようにはかない腕枕のために、つまらないうわさが立ってしまったら、それは誠に残念ではありませんか。 解説 親しい…

【百人一首】を第一首から学ぶ(65・66)

百人一首を第一首から学ぶ(65・66) 65首目 恨みわび 干さぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 相模 訳 涙で朽ちる着物の袖さえ無念なのに、失恋で悪いうわさが立ち、私の名も落ちていく。 それが口惜しい。 解説 作者は平安時代を代表…

【百人一首】を第一首から学ぶ(63・64)

百人一首を第一首から学ぶ(63・64) 63首目 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな 左京大夫道雅 訳 今となってはもうあなたのことは諦めようと思っていますが、せめてそのことを直接伝えたいなあ。 解説 この話は実話に基づ…

【百人一首】を第一首から学ぶ(61・62)

百人一首を第一首から学ぶ(61・62) 61首目 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな 伊勢大輔 訳 いにしえの昔、奈良の都で咲いた桜が、今日は九重の宮中でひときわ美しく咲き誇っております。 解説 詞書には「一条院の時代、奈良から…

【百人一首】を第一首から学ぶ(59・60)

百人一首を第一首から学ぶ(59・60) 59首目 やすらはで 寝なましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月をみしかな 赤染衛門 訳 ぐずぐず起きていないで寝てしまえばよかった。 あなたを待って夜が更け、傾いた月を見てしまいました。 解説 平安時代の…