本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

あのぱーぷーという音は無自覚にだれかを幸せにしているのかもしれない話

金曜日の夕方になると、となりのとなりの村にある豆腐屋さんの移動販売車がやって来る。

あの、ぱーぷー、というやたらとノスタルジックな音を響かせながら、ゆっくり近づいてきては、ゆっくり遠ざかっていく。

数回、出ていって買い物をしたこともある。
おとうふのドーナツというのがあって、それがとてもヘルシーでもちもちで美味しかった。


そんなにしょっちゅう買うわけではないんだけど、金曜日の夕方になって、どこかからあの音が聞こえてくると、あぁ今週も一週間無事に終わったという気持ちになってくる。

それはそれはうれしい安堵でいっぱいの心。
だから、あのぱーぷーの音はおいしい豆腐が買える! とかそういうのとは違った意味で大好き。

もしも、どこかに引っ越したりしてこの音をしばらく聞くことがなくなっても、聞いた瞬間に金曜日の夕方の感覚がよみがえってくると思う。

うれしくなる時間にいつも耳にするものを増やしていくと、大好きなものが増えていく、ということもあるのかもしれない。



ぱーぷー愛好家のつぶやきでした。