本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

小学校の司書の、ある一日の話

本日の仕事についてつらつらと。

 

今日は図書の時間(決められたクラスが図書館に来て、本の借り換え・読書をする)が四時間。本当はもうひとクラス来ると思っていたんだけど、音楽会前だから練習していたのかな。来なかった。

 

それから、空いた時間には二十万円分の寄贈があったので、それの受入。

寄贈と言っても、二十万円分の本をあげるから、

なんの本が欲しいかリスト出して、というもの。

 

非常に、ありがたい話ではある。

でも、仕事が増えるという意味ではそれはそれはありがたい。

 

そもそも、わりと大規模校なので図書費は潤沢にある。

それを使い切るだけでもなかなか骨を折るのだから、さらにプラスとなると。

入ったら、棚は狭くなるわけで。

そうすると、除籍する本も増えるなあ、と思いながら、バーコードを貼る。

 

こんな風にマイナス思考になってしまうのは給料が安いせいだ。

と考えるのも時間の無駄だからやめたいんだけど。

 

 

今日のできごとで、おもしろかったような、びっくりしたような、

怒った方がいいのかよくわからないこと。

 

五年生の図書の時間で、いつも、じぶんの席に行かずに、

ベンチの所に座りたがる男子がふたりいる。

ふたりともぽっちゃりしていて、

丸坊主な子と、ちょっと伸びている子。

 

ひとりは三国志のマンガを読んでいた。

で、もうひとりはプリントかなにかを折ってつくったような、

カマキリ? みたいな生きものの折り紙。

ぽつぽつと色とりどりの水玉が塗ってあって、

コメントしづらい折り紙。

 

三国志くんがしずかに本を読んでいる横で、

折り紙くんがことばにもなっていないような声を上げる。

カマキリらしきなにかをおもちゃのひこうきのように動かしながら、

かまってもらおうとしている。

 

ほかの、じぶんの席で読書をしている子たちの迷惑にならなければいいけど、

と思いながら、つぎに大きな声を出したら、

注意しにいこう、と思っていた。

 

すると、近くにあるイスを引きずる音がして、

それからみょうにしずかになった。

 

お、ふたりともしずかに読書を始めたのかな、

と思って、見にいってみると、

 

丸イスを三つずつたてにならべて、

その上に寝ころんでいた。

 

〇〇〇

〇〇〇

 

「そりゃあねえだろうよ」

 

と思わずふきだしながら言ってしまった。

笑うしかない、という一方で、もうれつな怒りもわいてくる。

 

それで、じぶんの席にいこうか、とうながしたら案外素直に

指示に従ってくれたので、

それ以上怒るということはせずにすんだ。

 

来週も同じようなことがあったらわからない。

そういうことをしても許される、と思われているのだとしたら、

一度、痛い目を見させておかなければいけない。

 

ほかの子への悪影響にもなりかねない。

 

 

はあ。

こんな風にため息が出るのは給料が安いせいだ、

って、それだけじゃないんだろうけど。

 

 

明日は今日よりいい日でありますように。