本棚のすき間

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読み聞かせにおすすめの絵本11

『でんごんでーす』

マック・バーネット:絵 ジェン・カラーチー:絵 林木林

講談社

でんごんでーす (講談社の翻訳絵本)

でんごんでーす (講談社の翻訳絵本)

 

 「そろそろばんごはんだからかえっておいで」

と、ピーターに伝えてくれないかしら、と言われた赤い鳥。

 

でも、次の鳥に伝言するときに、どういうわけか、

「そろそろばんごはんだから、ホームランをうって、はやくかえっておいで、だって」

と言ってしまった。

 

それを聞いた次の鳥は、さらにその先にいる鳥に、また伝言をする。

けれど、今度もまた、さっきとは違った伝言となってしまい……。

 

果たしておかあさんの伝言は、ピーターの元に届くのか?

そしてその内容は?

 

 

感想

個性豊かな鳥たちが、元気いっぱいに伝言を間違える、楽しい絵本。

伝言ゲームって、いつの間にかちょっとずつ違っていて、っていうものだけど、

この鳥たちはちょっとどころかまったく合っていない。

でも、それが面白い。

 

子どもたちも、聞きながら「えーっ、全然違う!」ってさけんじゃうのがよくわかる。

伝言の間違え方も少しずつ大げさになっていくので、

だんだん盛り上がっていく、という形が自然とできる。

 

でも、最後には意外な結末が待っていて、それも、子どもたちがいい反応をしてくれる。

いろんな鳥たちのセリフをどう読むかで、テンションが変わってくる絵本。