本棚のすき間

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読み聞かせにおすすめの絵本12(二年前のアメトーク『読書芸人』でカズレーザーさんが紹介したあの本)

『中をそうぞうしてみよ』

佐藤雅彦+ユーフラテス:作

福音館書店

中を そうぞうしてみよ (かがくのとも絵本)

中を そうぞうしてみよ (かがくのとも絵本)

 

以前、アメトーークの読書芸人の放送の際に、カズレーザーさんがおすすめとして紹介してらっしゃった絵本です。

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他の読書芸人の方々が小説を中心におすすめの本を出していくなか、ひとり、絵本も選択したカズレーザーさん。

しかも、その紹介の仕方もとても楽しそうで、本当にこのひとは、いろんな本が好きで、どれも本気で楽しんでらっしゃるんだなあ、と思った覚えがあります。

 

ページをめくると、イスやちょきんばこ、包丁やボールペンなど、様々な写真があり、それらの「中をそうぞうしてみよ」と言われます。

 

そうぞうした上で、ページをめくると、ああやっぱり思ったとおり、ということもあれば、えーこんな風になってるの? ということもあります。

 

子どもたちは「こうなってるんだよ」「ああなんだよ」と言って、次のページを見ると「えーっ」とか、「うわあー……」という声をもらしてくれて楽しいです。

 

この絵本を読んだ後には、載っていなかったものの中も、いろいろとそうぞうしてみると楽しいですね、というようなことをつぶやいておく。

 

おもしろい、と思ってくれた子の中には(その子の頭の中がどうなっているのか知りたい)、じぶんでいろいろなものを解体したりして、じぶんの想像と答え合わせをしたりするかもしれない。

答えと合っている、ということが大事なんじゃなくて、どうなっているのかまだ知らないものを、頭で想像してみる、ということが重要なのだと思います。

 

子どもの想像力というのは、そもそも、果てしなく広いものですが、この絵本はその広がるスピードを加速させてくれる一冊かもしれません。

 

 

ちなみに作者の佐藤雅彦さんは「ピタゴラスイッチ」の企画・監修もされている方です。

ユーフラテスは慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の卒業生からなるクリエイティブ・グループ、だそうです(ピタゴラスイッチも制作しているそう)。

 

カズレーザーさんは、「子ども向け」に紹介されてはいませんでした。

大人も、子どもといっしょに読んだり、ひとりで読んだり、かたくなってしまった頭をこうした絵本でマッサージする、というのも、いいかもしれません。