長野県松本市にあります、子どもの本の専門店「ちいさいおうち」にお邪魔してきました。
到着して、駐車場に入ろうとしたら、車がぎっしり!
諦めて、一旦近くのスーパーで時間をつぶし、それからもう一度行ってみると、やっと数台分空いていて、駐車することができました。
でも、その後も続々とやって来るお客さん。
その理由が、中に入ってみてよくわかりました。
店内はそれほど広くはありませんが、ところ狭しと並んだ絵本や児童書の数に圧倒されます。
書籍だけでなく、ぬいぐるみやポストカード、グッズ等も置いてあり、子どもが喜びそうなものがたくさん!
書店の児童書売り場ではあまり置いていないようなしかけ絵本もありました(4000円もする、でも、もらったらすごくワクワクしそうなものも)。
クリスマスシーズンになれば、あそこからたくさんの絵本がプレゼント用として、購入されていくんだろうなあ、と想像できます。
以前書店で働いていたときにおどろいたことのひとつが、クリスマスプレゼントに絵本を贈る方がたくさんいらっしゃったことです。
あの時期に、いったい何冊の絵本をラッピングしたことか……!
音の出る絵本や、365日のお話絵本など、ちょっと値ははるけれど、その分開けたときの子どもの喜ぶ顔が目に浮かぶようなものたち。
一度、子どもに絵本をプレゼントしたいのだけれど、なにがいいかしら、というおばあちゃんからの問い合わせを受けたことがありました。
ピアノをやっていて、これこれこういう子で、というようなことをヒアリングして、それでしたらこれなんかいかがでしょうか、と言うと、それじゃあこれにします、とうれしそうにレジに持っていってくださった。
あのとき、子どもに本を贈るひとっていうのは、こんなに素敵に見えるのかということを初めて知りました。
それで、ちいさいおうちでも、子どもに絵本をあげようというお客さんがいたらしく、お店の方が「一歳半でしたらそうねえ、音の出る絵本とか……」と話をしていました。
その他のお客さんにも(自分以外はみんな、子どもを抱いたり、背負ったりしていた)、「何かお手伝いできることがありましたら、おっしゃってくださいね」と声掛けをされていて、それが、押しつけがましくなくってとてもいい雰囲気でした。
自分は林業に関する書評を書く予定があって、なにかいい本はないかなあと探していたのですが、児童書売り場にこんなものが。
なんというタイミング……!
これはこの本にしなさいという神のお告げ、というほど大げさに思ったわけではありませんが、開いたときの読みやすそうな感じで、これに決めました。
児童書売り場には、いわゆるハードカバーの児童書がずらり。
たいていの書店からはもう姿を消してしまった講談社児童文学新人賞の受賞作など、児童書のファンなら大喜びするようなラインナップでした。
購入し、商品を袋から出そうとすると、チラシが数枚入っていました。
その中に、ちいさいおうちが発行してらっしゃる「ちいさいおうち通信」が。
画像は載せませんので、ぜひ、お店に行って、何かを購入してみてください。
デザインがとても素敵で、学校の図書館だよりを作るのに参考にさせていただこうとひそかに画策しています。
あまり、お店のことを知りたい方の参考にならない記事になってしまいましたが、「ちいさいおうち」は、ぜひまたお邪魔したいお店でした。
絵本が好きな方、児童書が好きな方はぜひ一度行ってみてください。