本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

読み聞かせにおすすめの絵本16『おじゃまなクマのおいだしかた』癒されたい大人にも

『おじゃまなクマのおいだしかた』

エリック・パインダー:作 ステファニー・グラエキン:絵 三辺律子:訳

岩崎書店

おじゃまなクマのおいだしかた

おじゃまなクマのおいだしかた

 

ある寒い日に、トーマスがクッションや毛布を集めて、あたたかできもちのいいほらあなをつくりました。

 

本を読もうと思ったけど、暗いので、懐中電灯をとりにいき、もどってみると、ほらあなの中に、なにかがいるようでした。

おおきいぞ!

 

トーマスはそっと中をのぞきこみました。

するとそこには、クマが……!

 

クマを追い出すために、ブルーベリーでクマをおびき出したり、きもちよさそうにまごの手で背中をかくところをみせつけたり、トーマスはいろいろな方法を試みます。

 

でも、クマはなかなか強敵です。

 

トーマスはクマをおいだすことができるのでしょうか。

そして、クマというのはほんとうにほんとうにクマなのでしょうか……?

 

 

感想

トーマスとクマの心理戦がとてもかわいくて、読んでいると自然に顔がにやけてくるような絵本です。

 

トーマスも純粋そのものだし、クマも負けじとかなりの無垢だし、どちらかを応援したいような、どちらも応援したくなるような、で、困ってしまいます。

 

最後にはちょっとしたどんでん返し(?)もあって、なあんだそうだったのか、という子どもたちの反応も楽しめます。

きっと、大人も、えー、そうだったの? と思うのではないでしょうか。

 

おわりのページには、4ステップでできるほらあなのつくり方も載っています。

これから来るであろう寒い日にこの絵本を読んで、いっしょにほらあなをつくってぬくぬくする、という過ごし方をおすすめします。