本棚のすき間

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読み聞かせにおすすめの絵本19

『あしにょきにょきにょき』

深見春夫

岩崎書店

あしにょきにょきにょき (えほんのぼうけん)

あしにょきにょきにょき (えほんのぼうけん)

 

前作『あしにょきにょき』のシリーズものです。

一作目を読んでいなくてもまったく問題ありません。

 

ある日、空からポコおじさんの家の庭に、大きなまめが落ちてきました。

ポコおじさんはさっそく、まめをにて食べました。

 

すると、食べ終わったとたんに、左足が大きくなって、にょきにょきのびはじめました。

足はどんどんのびていき、また、町のなかに入っていきました。

車をうまくよけながら、のびていきます。

 

やがて、向こうから、べつの大きな足がやってきました。

その足は、車をひっくり返し、たてものをこわしながらすすんできていました。

 

町のひとたちはおおよわり。

バチーン! といって、足同士がぶつかりました。

 

町のひとたちはポコおじさんの足をおうえんしてくれます。

つねったり、おさえこんだり、足同士のたたかいはつづきます。

 

大きな足のたたかいは、どうなってしまうのでしょうか。

 

 

感想

出だしから、前回のそらまめにこりていないポコおじさんの食い意地に笑わされました。

 

前作ではポコおじさんの足がにょきにょきのびてしまっただけだったのが、今度はべつの足との対決という面白さがあります。

それがとてもシュールで、でも、ちゃんと見どころというか読みどころになっているんです。

 

一作目を読んでいれば、オチはだいたい予想がつくかもしれませんが、そこまで読んでがっかりするひともいないでしょう。

むしろ、この結末にはみんな、ほっとするような気がします。

 

ポコおじさんはきっと、またあのふしぎなまめを食べてしまうんだろうな、と思わずにはいられません。

絵本ナビにて、ためしよみができます。