本棚のすき間

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読み聞かせにおすすめの絵本22『ぜったいたべないからね』

『ぜったいたべないからね』

ローレン・チャイルド:作 木坂涼:訳

フレーベル館

ぜったいたべないからね (チャーリーとローラ)

ぜったいたべないからね (チャーリーとローラ)

 

ぼくの妹はまだ小さくて、手のかかるやつなんだ。

パパとママも「めんどうをみてあげてね」とか「ごはんをたべさせておいてね」とかかんたんに言うけど、それってほんとうに大変なんだ。

なぜって、妹はすききらいがはげしいんだ。

 

 

にんじんも、まめも、じゃがいももきのこもたまごもソーセージも。

キャベツも、バナナもオレンジも、ごはんもチーズも魚のフライも。

 

それから、トマト。

「ぜーったい、たべないからね」と妹は言う。

 

でも、今日はちゃんと作戦を考えてある。

 

「どうしてここににんじんがあるの?」

と妹がきく。

しめた、とぼくは思い、考えていたあることを妹に言ってみる。

果たして、うまくいくだろうか?

 

 

感想

子どものすききらいでこまっている、なやんでいる、という大人はけっこういるのではないでしょうか。

きらいなものを無理やり食べさせる、というのもどうかと思いますが、きらいじゃなくなる可能性があるものを、どう食べさせて、いい方向にもっていくか、ということは子どもの頃にしかできないことでもあるかと思います。

 

そこで、この絵本はユーモアたっぷりに、子どもが目の前に出てきたきらい(と思っている)な食べものに対する意識をがらりと変えてくれます。

 

子どもは、ちょっとした意識の変化で、おどろくほどの成長を見せてくれることがあります。実際に子育てをしてらっしゃる方にとっては、こんなにうまくはいかないよ、と思われるかもしれませんが、なにかのヒントにしていただければと思います。

 

じぶんも、食べもののすききらいはかなりあります。

大人になってまで、どうしてきらいなものまで食べなくちゃいけないんだろう……と。

 

子どもたちといっしょに、この絵本を読んでがんばります。