本棚のすき間

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読み聞かせにおすすめの絵本33『アナベルのふしぎなけいと』

今週のお題「読書の秋」

 

『アナベルのふしぎなけいと』

マック・バーネット:文 ジョン・クラッセン:絵 なかがわちひろ:訳

あすなろ書房

アナベルとふしぎなけいと

アナベルとふしぎなけいと

  • 作者: マックバーネット,ジョンクラッセン,Mac Barnett,Jon Klassen,なかがわちひろ
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: 大型本
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雪のつもったある寒い日、アナベルははこをひろった。

なかには色とりどりのきれいな毛糸が。

 

うちに帰ったアナベルは、その毛糸で、セーターをあんだ。

でも、まだ毛糸がのこっていたので、いぬのマースのセーターもあんだ。

 

それでも毛糸はまだのこっている。

 

近所の友だちのネイトとネイトの犬のセーターをあんでも、クラスメイトと先生のセーターをあんでも、それでもけいとはまだのこっていた。

 

まちじゅうが、アナベルの毛糸の色にそまっていった。

 

やがて、ふしぎな毛糸の話は世界じゅうに広まり、ある日、おしゃれなことで有名な王子が海の向こうからやって来た。

百万ドルはらってもいいから、その毛糸を売ってくれ、と言われたアナベルは首をたてにはふらなかった。

 

でも、王子はどうしてもふしぎな毛糸がほしかったので……

 

 

感想

雪のふる町の、しずかな音がきこえてくるような絵本です。

ひろったふしぎな毛糸が、次から次へとセーターになっていき、町の様子が変わっていく感じが幻想的です。

 

そこに現れる強欲な王子がまた、いい味を出しています。

アナベルのふしぎな毛糸はどうなってしまうのか、とやきもきしながら読んでいったところに、あのラストの展開。

素晴らしいです。

 

絵を描いているのはあの『どこいったん』や『ちがうねん』を書いたジョン・クラッセンです。

このひとの描く絵がまた独特ですてきなんです。

ジョン・クラッセンの絵本ファンが喜びそうなページも。

どこがそのページか、探してみてください。

アナベルとふしぎなけいと

 

『どこいったん』の紹介記事と

nahdaan.hatenablog.com

『ちがうねん』の紹介記事もよければご覧ください。

読み聞かせにおすすめの絵本8 - 本棚のすき間

 

 

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