本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

【ゆりかもめ】と【東京トリックアート迷宮館】と【ガムテープ】

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久しぶりの東京は、もう冬の空気。

ゆりかもめがあんなに高いところを進んでいたなんて。

小さいころはそんなでもなかったはずなのに、大人になるにつれて、どんどん高いところが苦手になっていく。

ゆりかもめから見える景色がこわくて、もう、だめかと思った。

高い、というだけならまだしも、ゆりかもめがけっこうなスピードで進んでいるというのがまた恐怖を助長する。

 

去年の秋に富士急ハイランドに行って、フジヤマに乗ったのを思い出した。

スタートの、じわりじわりとゆっくり上がっていくあの時点で、もう目を開けられないことが確定した、あの乗り物。

我ながら、よくがんばったと思う。

 

ゆりかもめというのは、移動手段としての乗り物であって、あの、フジヤマのように娯楽目的で乗るものではない。

でも、感覚としては、とてもやさしいフジヤマという感じ。

 

だから、もの凄くポジティブに考えれば、お得な体質なのかもしれない。

みんながただ移動しているだけなのに、自分だけはジェットコースターに乗っているかのようなスリルを味わうことができるのだから。

 

求めている、いない、に関わらず、なのだけれど。

 

それで、お台場に行ったのは「東京トリックアート迷宮館」が目的。

面白かった。

見る角度によって全然違って見える絵や、絵の中に入って写真を撮ることでその場に居合わせているかのような一枚になる作品、あることを十秒間するだけで、雲が動き始める絵などなど。

 

親子連れの方々が、子どもに絵の中に入らせて、写真を撮ってあげているのがなんともほほ笑ましかった。

 

カメラを構える場所が難しい部分もあったりして、試行錯誤しているのをほかのお客さんに見られるはずかしさもまた一興。

みんな、同じようなことをしているので、やさしい空気感に包まれながら回ることができた。

 

それで、ジョイポリスに初めて入ったりもして、普段全然歩かないものだから足はくたくたになり、帰りのゆりかもめに。

またあの恐怖の時間が……と思っていたけれど、すっかり日が暮れて辺りはもうまっ暗。

窓の外の景色は黒ばかりで、幸いなことにほとんど高さを感じられなかった。

 

吊り革につかまってると、後ろから、大きめの声の会話が。

聞きたくなくても聞こえてしまうレベルの。

 

「引っ越しするってことで、友だちにも来てもらったんだよ。それで、手分けしていろいろとダンボールに詰めたりして」

「大変だよなあ」

「俺もリビングでさ、持ってくものダンボールに入れて、それで、ガムテープでびーって閉じようと思って、ガムテープ探したんだよ。そしたら、テレビの上にまだ封の切ってないガムテープがあって、取りに行ったんだよね」

「うん」

「袋開けて、ガムテープ掴んだらにとっとして、うわっなにこれと思ったら、それが、バームクーヘンだったのww」

「なんでそんなとこにw」

「そう! 誰だよこんなとこにバームクーヘン置いといたのって、思うじゃん。しかもそんな、ガムテープを探してるときにそんなもの見たら、ガムテープにしか見えないだろ」

「よほど砂糖がかかっているとかでなければ、バームクーヘンに見えるわな」

「そうなんだよ。袋開けてさ、触った瞬間にねとっとして、うわあってww」

「テレビの上にガムテープ置いておくなよw」

「どうすんだよってなww 袋開けちゃったし、これ、どうすんだよってww」

 

という会話(本当はもう少し長かったけど忘れてしまった)を聞いているうちに終点に着いてしまったのでそこでおしまいになってしまったけど、もう少し聞いていたかった。

文章にすると、全然伝わらないのが残念。

しゃべり方がなかなかテンポよく、話しながら自分でも笑ってるんだけど、その笑い方が誘い笑いというか、つられて笑ってしまうタイプのもので。

 

いやいや、ふつうバームクーヘンをガムテープと間違えたりしないでしょう、とついついつっこみたくなるような会話のおかげで、帰りのゆりかもめは楽しい時間に。

ありがとうございました。

 

 

高島屋に寄ったらバームクーヘンがあって、ちょっと笑った。