本棚のすき間

読書・書店・学校図書館についてのあれこれ

【読書旬間】【読書週間】と言えばあの企画?

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来週から、勤務校でも読書旬間がはじまります。

小学校の読書旬間というのは、司書会等で話を聞くかぎり、どこの学校もだいたい同じようなイベントを企画しているようです。

 

たとえば、先生たちが、各クラスに出向いて、読み聞かせをするというもの。

子どもたちからすると、ふだんいっしょにいる担任の先生じゃない先生がやって来るというだけでも、なかなかにテンションの上がる瞬間なのでしょう。

もちろん、うえーっという先生もいるかもしれません。

先生だって、このクラス? うえーっとなっているかもしれません。

そりゃあ、荒れているクラスに読み聞かせをしに行きたいと思う先生がいらっしゃるんだとしたら、それは、相当なチャレンジャーでしょう。

 

司書はその点、毎日のようにいろんなクラスで読み聞かせをしているので、その楽しさも苦労もわかってしまうのですが、この企画、先生たちからすると、厄介な企画でしかない、と思われていたらどうしよう、という思いもあります。

べつに、じぶんが急に思いついてやり始めたといわけでなく、ただ、昨年まで継続してやってきたものだから今年も、というだけのことなのですが。

 

 

それから、先生たちのおすすめ本の紹介(POPの展示)というのも、多くの学校でやっている企画なのではないでしょうか。

ポスターにしてもらう、というハイレベルなことをしている学校もあるようです。

 

先生たちから集まったPOPを見ると、さすが先生という感じで、こういうものを作るのに慣れてらっしゃるという印象を受けます。

もちろん、全員がそうというわけではないのですが、先生たちというのは、絵や字が上手な人が多いように思います。

POPも、それぞれに特徴のあるものが集まって、子どもたちもきっと、それを見て、じぶんたちの担任の先生のおすすめをいち早く読もうとしたり、ふだんはあまり接しない先生のおすすめを気にしたりするのでしょう。

 

知らなかった本に親しむ、そのきっかけ作りとしては、なかなか効果のある企画だと思います。

しかしながら、こちらもやっぱり、先生たちの労力という点で、職員室ではどちらかといえば肩身の狭い思いをするというのも事実です。

たいてい、毎年継続的に行っている企画なので、長く勤めている先生であればあるほど、その作成回数も増えていきます。

しかも、同じ本を書くわけにも、ということで、毎年違う本のPOPを書かなければいけない、となると、日頃から本を読んでいる先生はいいでしょうが、そうでない先生にとってはなかなか骨の折れる仕事かもしれません。 

売れる! 楽しい! 「手書きPOP」のつくり方 (DO BOOKS)

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それから、本からとびだしたメニューや、おはなしメニュー、お話給食といった、食育と読育のコラボ企画も、多くの学校で行われている企画なのではないでしょうか。

 

ぐりとぐらのホットケーキやルルとララのきらきらゼリーといったような、本に出てくる食べものや料理を給食の献立に取り入れてもらうというもの。

 

これは、司書や司書教諭だけでなく、栄養士の先生のセンスによって、成功失敗が大きく分かれる企画だと思います。

そんなに、よっぽど冒険したメニューとかでない限り、失敗するということもないような気もしますが、どうでしょう。

 

じぶんが小学生だったときにも、おそらく読書旬間中にこの企画があったと思われるのですが、どんな献立があったのか、まるで覚えていません。

大人のみなさんはいかがでしょう?

印象に残っているメニューがあったりするのでしょうか?

 

 

それから、校長先生による、本や読書に関連したお話、というのもよくあります。

いわゆる校長講話ですが、いつもはかた苦しい話ばかりしている校長先生も、このときばかりは本にまつわる楽しい話をしてくれる、という可能性もあります。

基本的には、子どもたちというのは校長先生の話をろくに聞いちゃいない、と思うのですが、本が好きな子どもにとっては、本の話となれば話は別です。

 

校長先生ともなれば、いろいろと本のことを知っている方ばかりです。

低学年にも伝わるように、かつ、高学年が退屈に思わないように、と考えるととても難しいことだと思います。

それも、校長先生のお仕事の一つなのですね。

 

 

 

スタンプラリー・ポイントカード、という企画もよくあるのではないでしょうか?

本を借りたらスタンプをおしてもらい、スタンプがたまるとプラス一冊券やしおりがもらえたりする企画です。

 

本を借りたいと思わせるにはとても手っ取り早い企画で、図書委員の負担が増えますがスタンプをおすだけなのでそれほど難しくもないでしょう。

とにかく、図書館に来てもらう、というやり方は大事だと思います。

なんでも、サービス業なんかはそういうものかもしれませんが、あとは、来てもらったらついでになにかを買ってもらったり、契約してもらったり。

図書館で言えば、本を借りたり、棚を回遊したり。

図書館に来る回数が増えれば、その分、出合える本の冊数も増える、という考えですね。

 

ここで気をつけたいのが、借りている本を返して、そのまま、また同じ本を借りる児童がいる、という点です。

その場ですぐに、返します、借ります、とやっている児童はわかりやすいのですが、一旦返却をして、棚に戻しにいくふりをして、また同じものを持ってくる、という高度なすり抜け技をしてくる子どももいます。

 

読み終わってないから借り直す、というのであれば、いいと思います。

が、スタンプ目当ての児童も、少なからずいるのは確かでしょう。

まあ、仕方がないといえば仕方がないのですが。

 

 

 

他にも、その学校独自の企画というのもあると思います。

うちにはこんな変わった企画があった、というのがありましたら、ぜひ教えていただきたいです。

 

読んでいただきありがとうございました。

それではまた。

 

 

学校図書館での取り組みに関する記事です。

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