本棚のすき間

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読み聞かせにおすすめの絵本39『ばけバケツ』

 こわいようでこわくない? ぶきみ~な絵本

『ばけバケツ』

軽部武宏:作

小峰書店

ばけバケツ (にじいろえほん)

ばけバケツ (にじいろえほん)

 

あらすじ

ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷんとバケツがやってきた……

その底からは青い足が見え、すこし先には傘が落ちている。

 

だっばーん、ところんでしまって、じめんには、大きなみずたまりができた。

 

そこに、ヤマネコがやってきた。

みずたまりをひっかくと、「きゃっ」と声がする。

 

いしころ ころころ やってきて、みずたまりにとびこんだ。

「とびこみきんしだよ」とみずたまりから声がした。

 

しらない子がゆらゆら、宙にうかぶ舟にのってやってきた。

 

ゾウも、みずあびにやってきた。

 

オタマジャクシがふってきた……

 

 

感想

わけがわからないことの連続で、次はどうなっちゃうの? とはらはらわくわくしながらページをめくることができる。

そして、めくった先ではさらに予想していないことも起こって、楽しい。

 

全体的にちょっぴりぶきみな雰囲気が漂っていて、読み聞かせをすると、子どもたちから、「こえー」という声もちらほらと。

すがたの見えない子どもや、顔のある石、そしてなんといってもしゃべるみずたまり。

ホラー系というわけではないんだろうけど、受け取り方によっては、じゅうぶん、こわい絵本、という印象を受けることも。

 

ダイナミックな絵を楽しみながら、ぶきみな世界に引き込まれる。

ラストは全く予想していなかった終わり方だった。

でも、本を閉じて、表紙を見ていたら、なんだそういうことか! と(すぐにぴんとくる人もいるだろうに、おそい)。

 

文字の量はとても短いので、微妙な時間の読み聞かせにおすすめ。

 

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それではまた。

 

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