本棚のすき間

絵本や小説、図書館についてなど、本全般について書いています。

【楽しい×学べる】で学校図書館のあり方を変える④

三学期になってから図書館ではじめた新企画があります。

 

「指名手配された本の中の登場人物を探せ」 

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いいネーミングが思い浮かばなくて、企画の名前とかは特にないのですが、こういった企画です。

 

本に出てくる登場人物の中から、好きな人物をひとり決めます。

「名前」の部分には、決めた登場人物の名前を書きます。

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次に、その人物の特徴を記入していきます。

写真のように、その人物について、わかる人が読んだら「あぁのキャラか!」となるような絶妙なヒントになるように書きます(これがけっこう難しい)。

 

絵が描ければ、その登場人物の似顔絵やシルエットも描きます。

絵は苦手、という子であれば、とりあえずクエスチョンマークにしておきます。

 

そして、その登場人物がいかに見つけにくいかという観点から、懸賞グッズを決めます。

懸賞グッズというのは、懸賞金の代わりです。

しおりやプラス一冊券、絵本カバーで作った封筒やエコバッグなどです。

難易度が高ければ高いほど、豪華なものにしていきます。

 

あとはこれを掲示板や黒板などに貼っておきます。

 

 

実際にこの企画をはじめてみましたところ、多くの児童が参加をしてくれています。

指名手配されている登場人物を思い出そうと、記憶からしぼりだしている様子の子もいれば、どの本かはわかったのに、その本が見つからなくてイライラしている子など、さまざまです。

 

元々、指名手配書を書くのは私と、図書委員の児童に限定しようと思っていたのですが、もっとたくさんあった方が楽しいだろうということで、読書好きの児童にも声をかけて書いてもらっています。

 

いかにいろんな本を読んでいるか、そして、その内容や人物について頭に残っているか、ということが問われる企画です。

とはいえ、あまりにも難しいものばかりだとやる気がなくなってしまいそうなので、サービス問題とばかりにやさしいものも用意してあげます。

 

あんまりそうしたものばかりだと、今度は懸賞グッズをただばらまく企画になってしまうので、そこの塩梅が難しいところではあるのですが……。

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この企画を始めて、面白いのが、多くの児童が持ってきてくれる登場人物というのがよくわかることです。

写真にあげたカルメラというのは『ぞくぞく村の魔法少女カルメラ』末吉暁子:作 という作品の登場人物なのですが、かなり多くの児童が持ってきます。

ぞくぞく村の魔法少女カルメラ (ぞくぞく村のおばけシリーズ)

ぞくぞく村の魔法少女カルメラ (ぞくぞく村のおばけシリーズ)

 

たくさんの児童に愛された作品なのだなあということを実感しました。

 

 

同じものをずっと貼り続けていると、だれかが持っているのを見て、それに倣うようにしてその本を持ってくる児童が出てきます。

ので、ある程度時間が経ったら、外してまた違うものとチェンジします。

 

 

三学期はこの企画でちょっと図書館を盛り上げていきたいと思います。

また、先日書いたこちらの記事。

絵本カバーでできるジグソーパズルのチャレンジ企画も併行してやっていきたいなあと画策中です。

www.nahdaannun.com

こちらは、本を借りなければ参加できない企画にする予定なので、利用率アップにも直接繋げていければと。

 

子どもたちが楽しんで、企画に参加しながら図書館をより好きになってくれるよう、三学期もがんばりたいと思います。

以上、三年目の学校司書の取り組み事例でした。

 

それではまた。