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『ぼくらはうまいもんフライヤーズ』岡田よしたか 書評【絵本】

『ぼくらはうまいもんフライヤーズ』

ぼくらはうまいもんフライヤーズ

ぼくらはうまいもんフライヤーズ

 

『ぼくらはうまいもんフライヤーズ』

岡田よしたか:作

ブロンズ新社

 

あらすじ

オニオンリングとフライドチキンが空き地であそんでいたら、エビフライとアジフライが、リヤカーをひいてきました。

「おーい、やきゅうやれへんか」

「ええー、やきゅう!」

「となりまちのれんちゅうが、しあいしたいゆうとんねん」

そら、おもしろい、ということで、メンバー集めをすることになりました。

 

そこにやって来たのは、イカリング。

でも、トンネルばかりで、ボールをキャッチすることができません。

 

こんどは、フライドポテト5人ぐみがやってきました。

そして、むりやりグローブの中に入り、ボールをナイスキャッチ!

 

次にやって来たのはコロッケです。

コロッケはボールをからだで受けとめました。

「ちょっといたいけど、ぼく、こんじょうあるから」

 

その後、頼みこんできたたいやきとたこやきをフライにしてチームに入れてあげると、いよいよ、練習がはじまりました。

 

はたして、上手くいくのでしょうか?

 

 

感想

岡田よしたかさんお得意の笑いどころ満載のギャグ絵本です。

もう、表紙を見ただけで、面白いってわかるようなのって、その場に出ていただけで笑いが起きそうな予感がばりばりする実力派の芸人みたい。

 

冒頭の、オニオンリングットフライドチキンが空き地で遊んでいたら~、という1ページで、すでに読み手はツッコむことをあきらめ、このはちゃめちゃな世界観に身をゆだねることになるでしょう。

 

いろいろとめちゃくちゃなのに、たいやきとたこやきが来たら、

「きみらはフライじゃないから入れへん」

と、急に論理的なことを言いはじめるおかしさ。

 

そして、フライなべがチームの監督をつとめることになるのですが、これがちょっと唐突だなあ、と思ったんですよ。

(最初から最後まで、全部唐突ですが)

 

でも、ラストで対戦相手が出てきたところで、なんだかとても腑に落ちました。

ひと波乱ありそうな予感がぷんぷんします。

 

ちなみに、試合の様子は描かれていません。

ぜひ、続編で読んでみたいです。

 

最後にクイズなんですが、うまいもんフライヤーズの彼らがボールを打つと、どんな当たりになるでしょう……?

 

答え合わせは、ぜひ、絵本の中でしてみてください。

 

それではまた。