今日は一日時間がたっぷりとあったので、また本屋に行きました。
何かいい絵本は出ていないかなと、絵本のコーナーに行くと、そこには見るも無残にぐちゃぐちゃにされてしまった絵本の棚が……。
以前、書店に勤めていた時のことを思い出しました。
それまで児童書を担当していた方がやめてしまったため、私がそこの担当を引き継ぐことになりました。
絵本も、児童書も好きだったので嬉しいは嬉しかったのですが、なんといっても、日々のメンテナンスが大変なのです。
書店では、毎日新刊を棚に入れながら、乱れている棚を直すということをしていました。
児童書の新刊を店出ししていると、前日のお客さんが荒らしていった本を整頓するのにかなりの時間を要します。
平台の上に、棚から抜いて読んだと思われる本が置かれていたり、違う場所に積んである本が別の場所にあったり。
どこのジャンルの棚でも、そういうことはあるんですけどね、でも、やっぱり子どもが棚に触る児童書が一番乱れやすいのです。
仕事をしながら見ていると、保護者の中には、きちんとあった場所に本を戻さない子どもに注意をしたり、一緒に戻してあげたりしている方もいました。
一方で、子どもがどこの何の本を読んでいるのかも全く無関心で、子どもだけ児童書売り場に残して自分はどこか別のところに行ってしまう、という親も。
もちろん、仕事なので毎日毎日雑然としている児童書売り場をせっせとメンテナンスしていましたが、時々、目の前で本をほうり投げている子どもに怒鳴りつけてやりたい衝動にかられることもありました(しませんでしたが)。
やってもやっても、気がつくと荒れているんですよね。
自分が純粋に客として児童書売り場を見た時に、(元書店員のフィルターはかかっているかもしれませんが)この乱れっぷりはいかがなものか……と思ってしまいました。
未就学児なんかは、やっぱり、保護者が近くにいて、その行動に目を向けていてほしいなと思いますね。
きちんとあったところに戻しなさい、といっても無理がある年齢ってあるじゃないですか。
その一方で、小学生となると、学校でも図書館をおそらく使っているでしょう。
図書館と本屋では雰囲気もルールも違う部分がたくさんあるでしょうが、図書館の使い方やその姿勢というのが、本屋での行動に現れるような気がします。
図書館で本を大事に扱って、丁寧に本棚に戻している子は、きっと、本屋でも適当にその辺に置いておいたりはしないでしょう。
図書館の使い方をきちんと指導する、というのは、こういうところで無意識に子どもたちの行動に影響を与えているのだなと思いました。
単純に、子育てやしつけの問題でもあるんでしょうけどね。
お子さんがいらっしゃって、本屋に子どもと一緒に行くことがあるという保護者の方は、ぜひ、子どもの本の扱い方について、ご覧になってみてください。
その姿が、学校の図書館での姿と同じかもしれません。
なんだか、もっと図書館の使い方について、本の扱い方について、子どもたちに伝えておけばよかったなあって、いまさらながらに思ってしまいました。
今日は、先日記事にしたシゲタサヤカさんの絵本の新刊を探してみたのですが、売っていませんでした、ざんねん。

たべものやさん しりとりたいかい かいさいします (コドモエのえほん)
- 作者: シゲタサヤカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2019/03/06
- メディア: 単行本
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今日は入ってすぐの平台にあったこちらを購入。
自分自身が勉強をする上での参考にもなりそうだし、塾で子どもたちに勉強の仕方を教える際に何かヒントをもらえそうだったので。
感想等書けたらまた記事にしたいと思います。
それではまた。