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【英語学習】『世界一わかりやすい英語の発音の授業』がわかりやすすぎる

こんにちは。

先日、丸善に出かけた際に見つけたこの本を読んでいます。 

 

『世界一わかりやすい英語の発音の授業』関正生

カラー改訂版 CD付 世界一わかりやすい英語の発音の授業

カラー改訂版 CD付 世界一わかりやすい英語の発音の授業

 

著者は、スタディサプリの講師として、テレビCMでもおなじみの関正生さんです。

 

塾での英語の授業は、テストの点数に直結しやすい文法中心です。

発音に関する問いも扱うことはありますが、この単語はこう発音して、こっちはこうだから、正解はこれだね、という感じになりがちです。

 

発音は発音だけの問題ではなく、単語のスペルのルールにも深く関わっているということが、この本は非常にわかりやすく説明してくれています。

 

たとえば、

「ン」の発音について。

 

①「サバン」(三番)

②「サカイ」(三回)

③「サネン」(三年)

この三つの「ン」は全部違う音です。

それぞれの単語を最後までちゃんと言うつもりで、「サン……」のところで止めてみると、よくわかります。

 

①のサンバンの「ン」は唇がくっつきますね。

これは[m]の音です。

 

②と③の違いがわかりにくいのですが、舌の位置に注目してみてください。

 

②のサンカイと言うとき、舌は口の中で、どこにもくっついていない状態ではないでしょうか?

 

一方、③のサンネンと言うときの舌は、口の中の上の部分にくっついているかと思います。

これが、二つの発音の違いです。

 

普段の日本語の「ン」は、②のサンカイのように、舌はどこにも触れません。

 

サンネンのように、舌がべたっとくっつくのは「ン」の後ろにな行などの一部の音がきたときだけです。

(「サンチ」や「サンダン」や「サンラン」など)

 

この珍しい③のようなパターンが、英語の[n]の発音に近いのです。

[n]を出すためには舌をしっかりとくっつけましょう。

 

この[n]が語末にきたときには、「ン」というよりも「ンㇴッ」みたいな音に聞こえます。

というのも、一度舌がくっついた状態から、離れるときに「ンㇴッ」となるからです。

 

 

さらに、「ン」の発音についてもう一つ。

[m]と[n]の発音の違いについて。

[m]の発音で「ン」と言うことがあります。

 

important といった単語は、mなのに「ン」と発音します。

でも、interesting のように、nで「ン」と発音する場合も。

 

中学生のように、スペリングを覚えるときに、こういった微妙な違いを覚えるのを苦労した方も多いのではないでしょうか。

 

これにはある法則があります。

まずは、important を発音してみてください。

インと言うときに、唇がくっついているはずです。

 

一方、interesting を発音してみると、インの時に唇はくっついていないのではないでしょうか。

 

唇がくっつくのか、くっつかないのか。

これが、mとnを使い分ける際の法則です。

 

だから、天ぷらと言う時には唇がくっつくので、「tempura」で、天丼と言う時には唇がくっつかないので、「tendon」になるのです。

 

 

まとめ

実際に口に出してみて、なるほど確かにそうなりますね、という感じで、納得しやすいのがこの本の特徴ではないでしょうか。

そしてタイトルにもなっていますが、なんといってもわかりやすい。

わかりやすいだけでなく、スペルの法則も同時に教えてもらえたりするので、発音について勉強するのが楽しく感じられるのも大きなメリットです。

 

リスニングの際に聞き逃しやすい音についても解説があります。

学校でも、あまり発音についてそこまで詳しく教えてもらえない中学生にも、リスニング・スピーキングの勉強のとっかかりにうってつけです。

付属のCDもあるので、発音のお手本をきくこともできます。

 

単語ごとに、この部分の発音はこう、と無味乾燥な情報として丸暗記をするよりも、ここに書かれているような法則に当てはめながら学習する方が頭に残る気がします。

 

私は、洋画を字幕無しで見られるようになりたいというひそかな野望を持っているので、この本で、ネイティブの発音の勉強ができてとてもよかったです。

英語を勉強しているという方や、学生に英語を教えているという方にもおすすめの一冊です。

 

カラー改訂版 CD付 世界一わかりやすい英語の発音の授業

カラー改訂版 CD付 世界一わかりやすい英語の発音の授業

 

 

おすすめの洋書についての記事も書いていますので、よろしければこちらもぜひ。 

www.nahdaannun.com

それではまた。