こんにちは。
4月22日発売の新刊から、気になる本をいくつか紹介します。
面白そうな新刊から
『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』
八幡和郎
ワニブックス
神武天皇と日本建国に謎はない。
日本に王朝交替がない理由。
日本文化をつくった奈良・京都の宮廷。
武士の時代と天皇。
明治維新は世界的な大事件、そして昭和・平成・令和の皇室と日本人――。
「私たち日本人の歴史はこれまでも、そしてこれからも皇室とともにある!」
令和元年に贈る万世一系・日本の正しい歴史、ここに誕生!
「この国家が皇室の安定的な存在とともに長い継続性を持ち、安定した歴史を持っているということは、国民としての誇りであり、何にも得難い財産なのである。本書がそれをもう一度、再評価する契機となれば幸いである」(著者より)
いよいよ、平成も終わりに近づいてきましたね。
先日、公共図書館に行った際に、天皇に関する本を探したのですが、読みたいと思う本がなくて、それっきりになっていました。
何の疑問もなく、天皇という存在や、そのシステムをとっている日本という国に暮らしていますが、けっこうわからないことだらけです。
もしも外国人の友だちができたときに、きちんと説明できるくらいの知識・教養は得ておきたいものです。
この本が、あんまりかた苦しい文章でありませんように。
『昆虫たちのやばい生き方図鑑』
須田研司
日本文芸社
地球上の全生物の7割が昆虫。
昆虫は小さくて弱い? とんでもない!
じつは地球上でいちばん栄えている最強の生き物なのです。
「ピンチには、ロケットの原理で100℃のおならをお見舞い(ミイデラゴミムシ)」
「仲間とつるむとワイルドな顔に変わっちゃう(トノサマバッタ)」
「ワニの頭部とフクロウの目で威嚇?(ユカタンビワハゴロモ)」
「作った家が快適すぎて、一生ミノから出られない(オオミノガのメス)」
「長い脚と強い闘争心の総合格闘家(コーカサスオオカブト)」
など、身近な昆虫から「こんなの見たことない!」レア昆虫まで、
その大胆すぎる生き残り術を紹介します。
昆虫界でも大注目の人気イラストレーター、
いずもりようさんのかわいくっておもしろいイラスト解説&4コママンガつき!
「完全変態」「不完全変態」の特徴から、
昆虫の持ち方、やばい度メーターまで。
驚きと感動、さらには生き抜くヒントまでくれる、
昆虫たちの「やばい」くらい「すごい」生き方図鑑です。
ざんねんないきもの事典が大ヒットしてから、こういう生物系の本が一気に増えましたよね。
実際、このざんねんないきもの事典には学校図書館で大変お世話になりました。
子どもたちの心にヒットするしかけ満載で、読みやすい構成ということもあって、いつも誰かに借りられていました。
新刊は昆虫にスポットを当てて、その意外な生態、生き方が書かれているようです。
昆虫好きの小学生なんかは、垂涎ものでしょうね。
4コマまんがもあるということで、人気がでそうな一冊。
『そしていま、一人になった』
吉行和子
ホーム社
父、兄、妹、そして母あぐりへ。女優・吉行和子がいま明かす、あふれる想い。 父は詩人で作家の吉行エイスケ、母はNHK朝ドラ主人公である美容師のあぐり、兄は作家の吉行淳之介、妹は詩人・作家の吉行理恵という一家に育った女優・吉行和子が、107歳まで生きた母の三回忌を終えたいまだからこそ語れる家族の歴史、そして80歳を過ぎた自分の来し方について綴る。 ○推薦のことば「風を受け流す柳の枝のようですね、和子さんは! さわさわと貴女はなにを語ってくれるのですか?」――俳優・藤竜也 ○目次第一章 母・あぐり、百七歳の静かな旅立ち第二章 私にとっての吉行家第三章 劇団民藝からはじまった女優人生第四章 兄・淳之介、妹・理恵との日々第五章 人生の残り時間を楽しむ ○著者プロフィール吉行和子(よしゆき・かずこ)1935年東京生まれ。女優。父はダダイスト詩人で作家のエイスケ、母は美容師の吉行あぐり、兄は作家の吉行淳之介、妹は詩人・作家の吉行理恵。1957年舞台「アンネの日記」でデビュー。59年映画「にあんちゃん」などで毎日映画コンクール助演女優賞、79年映画「愛の亡霊」、2014年「東京家族」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞。02年映画「折り梅」で毎日映画コンクール田中絹代賞。その他テレビ、映画、舞台の出演多数。
個人的に、吉行淳之介の小説のファンなので、その妹である作者の文に興味があります。
下の妹の吉行理恵も芥川賞をとっているのですよね。
吉行和子さんについては、映画や舞台にあまり詳しくないのでよく知らないのですが、この一家の一人なので、きっと流麗な文章を書くのだろうと勝手に思っています。
吉行家の歴史、気になります。
『私の好きな 文房具の秘密』
管未里
エイ出版社
有名で人気がある文房具を代表するメーカーに取材し、その文房具の歴史や構造、語られなかったエピソードを発掘します。〇鉛筆:鉛筆ができるまで(トンボ鉛筆)/世界一硬い芯の話(三菱鉛筆)〇シャープペン:高機能シャーペンの構造(三菱鉛筆)/フレフレ機構(パイロット)/折れ防止機構(ゼブラ)〇ボールペン:フリクションの中身は?(パイロット)/ボールペンの歴史(三菱鉛筆)/ボールペンをデザインする(クロス)〇マーカー:油性マジックのインクを化学する(寺西化学工業)/蛍光ペンはなぜ光る?(スタビロ)〇消しゴム、修正テープ:字を消す魔法(シード)/修正テープを分解する(プラス)などなど
文房具って、そんなに使うわけでもないのにわくわくしますよね。
マスキングテープとか、まさにその典型。
買ったはいいけれど、一度も使う機会がなく、そのままインテリアに、なんてこともよくある話でしょう。
えんぴつやボールペンや消しゴム、使ったことがない人はいないものばかりです。
その中身や歴史がわかる本ということで、読んだらきっと、もっと文房具が好きになりそうな一冊です。
『アナと雪の女王 ディズニーはじめてのプログラミング』
キキ・プロッツマン、小浜杏
KADOKAWA
アナとエルサが動く! 遊べる!
小学生が楽しく学べる、
ディズニー発のプログラミング教本の翻訳版が登場!
2020年からの新学習指導要領に明記されたプログラミング的思考の基礎を
ゲーム感覚で理解することができます。
ウォルト・ディズニー社が社会貢献活動の一環として参画する
Hour of Code の特設サイトと連動して、
「キャラクターを動かす」
「好きな模様をかく」
など、パソコンを使ったプログラミングを体験することができます。
パズルやクイズなど、さまざまなお題を
ゲーム感覚でクリアするうちに、子どものプログラミング的思考力、
論理力、算数力、問題解決力が育ちます!
<対象学年の目安>
ひとりでできる:小学3年生~
親子でいっしょに:小学1年生~
プログラミングを勉強したいと思いつつ、つまみ食い程度にしかできていません。
2020年から、小学校でもプログラミングの授業が始まるということで、教育現場がどうなっていくのかも気になるところです。
こういう、子どもが食いつきそうなものとちょっとぴんとこないプログラミングを抱き合わせにする、というのは、やっぱり効果的なのでしょう。
小さいころからプログラミングに親しむことが良いことか悪いことかは別として、今後こういった本が増えていくことは間違いありません。
アニメやマンガのキャラを使ったプログラミングの本がどこまで増えていくのか、注目していきたいところです。
『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』
中野剛志
ベストセラーズ
ポスト平成の新常識を全国民が知ったら日本の歴史が必ず変わる、という著者の自信にあふれた主張を一冊に。これまでのニュースの見方や常識論を覆す内容です。「消費増税で起こる本当に恐ろしいこと」から、日本企業の働き方からサラリーマンの生き方までをどのように変わっていくのかを予測する。この書は【基礎知識編】とし、第2弾(7月参院選前に発売予定)の『全国民が知ったら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】』へと続きます。
経済に関することを全然勉強してこなかったこともあって、テレビのニュースなんかを見てもよくわからない、ということがあります。
基礎知識編、と書かれていますが、この本がどれだけわかりやすいのか。
自分のような、経済に関する知識がまるでない人間でもわかりやすいように書かれていたら、買って読んでみたい一冊です。