本棚のすき間

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ロンドンの地下鉄駅の取り組みが凄い!!【短編小説の自動販売機】

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こんにちは。

ロンドンの地下鉄の駅に設置された、素敵すぎる自動販売機についての記事を読みました。

こちらがその記事です。

headlines.yahoo.co.jp

2019年4月上旬、ロンドンではじめて短編小説の自動販売機が登場した。金融街であるカナリー・ワーフ駅付近のショッピングモールや緑地に、3台の機械が置かれている。

販売機といってもすべて無料である。ボタンを押すとスーパーのレシートのような細長い紙に小説が印刷され、機械から出てくる仕組みだ。小説は1分、3分、5分で読めるものを選べるようになっており、紙は環境に配慮したパピルスが使われている。
第1作目は英国人小説家アンソニー・ホロヴィッツの書き下ろし『ミスター・ロビンソンの死』で、1分以内で読み終わることができる長さになっている。本人は英紙「ガーディアン」に対し、こうコメントする。

「私自身も毎日地下鉄を利用しますが、乗客はみんなアプリやゲーム、それに古いツイートに没頭しています。だからこそ、『文学』で人を楽しませるという取り組みはとても魅力的だったのです」
今後は、ファージニア・ウルフや『不思議の国のアリス』が有名なルイス・キャロル、『オリバー・ツイスト』『大いなる遺産』などで知られるチャールズ・ディケンズら英国作家の作品が読めるようになる予定だ。
手がけたのはフランス企業「ショート・エディション」で、サスペンスからSFロマンス、子供向け小説まで幅広いジャンルを揃える。これまでフランスや香港、アメリカで1900万部以上のレシート型の短編小説を届けてきたが、イギリスでは初めての導入となる。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、アメリカでは映画監督のフランシス・フォード・コッポラがこの機械の大ファンになり、同社に投資するほか、2016年にはサンフランシスコにある自身のイタリア料理レストラン「カフェ・ゾエトロープ」に設置した。

ロンドンの不動産を手がけるカナリー・ワーフ・グループの2018年の調査によれば、イギリスの2000人の成人のうち30%が、半年間で1冊も本を読み終えることができなかった。同社のアート・イベント部門長のルーシー・ムーアは、「70%の人が、ソーシャルメディアではなく我を忘れて本に没頭したいと考えている」と期待を寄せる。彼女は言う。

「このプロジェクトは、デジタル時代の解毒剤になるはずです」 

   (Yahoo ニュースより引用)

 

素晴らしいのひと言です。

自動販売機といっても、無料なのも最高です。

本を開いて読むほどではないけれど、何かを読みたいという時にぴったりですね。

 

 

5分後に意外な結末 既5巻セット

5分後に意外な結末 既5巻セット

 

最近はこういった、5分や3分で読み終わるショートショートもののアンソロジー本が書店でもたくさん売られています。

学校図書館でも人気のシリーズでした。

 

電車内でスマホばかり見ている若者が~とかいう話をよくききます。

それが、一概に悪いことかどうかはさておき、今回のロンドンの地下鉄駅の取り組みは、本好きにとってはたまらないのではないでしょうか。

 

著作権の問題もあるでしょうから、日本でもやるとしたら、青空文庫にも載っているようなやや古い作品の短編とか、星新一さんのショートショートが読めたりなんかすると最高なんですけどね。

 

最近ではいろんな出版社で、ショートショートの募集なんかも盛んに行われているので、そこで賞をとった短編というのもありですね。

そもそも、この自動販売機用の賞をJRとか鉄道会社が作って、優秀作は自動販売機のリストに載せられる、というのも。

 

私は都会住みではないので、もしも日本で導入されても使う機会はないかもしれません。

でも、都会の満員電車のあの鬱屈とした感じは以前関東に住んでいたので知っています。

その憂うつが少しでも晴れるような、朝や夕方の楽しみの一つになるとしたら、素晴らしいことなのではないかなと思います。