塾講師になってから、出勤時間が遅くなったこともあって、夜にお酒を飲むことが以前よりも多くなりました。
といっても、毎晩飲んでいる方と比べれば、全然大した酒量ではないでしょうけども。
大学時代は、神奈川県に住んでいたこともあり、しょっちゅう飲んでいました。
あの頃が一番強かった気がします。
やっぱり、飲まなくなると弱くなっていくんですね。
当時はビールを一杯目に飲んで、それからウーロンハイをしばらく続けて、麦焼酎や日本酒もはさみつつ、最後にカルーアミルクなんかを飲む、というのがいつものコースでした。
その名残でしょう。
先日、カルーアのリキュールを買ってきて、カルーアミルクにしてよくちびちびと飲んでいます。
給食を食べなくなって、牛乳も飲まなくなったので、カルシウムの補給という意味もこめて、というのは後付けですが。
私はほぼ全部の果物がだめなので、お酒を買ったり飲んだりするのも、かなり選択肢が限られています。
カクテル系とか、サワー系とか、フルーツのものはことごとくだめです。
苦手というレベルでなく、においをかぐのもだめ、触れない、視界に入ると不快な気持ちになるというところまで来てしまっているので、生きづらいです。
スーパーなんか、大抵入口のすぐそばに青果売り場があるじゃないですか。
息を止めて、早足で通りぬけます。
青果売り場の先で、おぼれかけたように思いきり息を吸っている人がいたら、それはきっと私です。
学生時代は、果物が好きという人の方がずっと多かったので、理解をしてもらうどころか、人生損してるよなどというわけのわからないことをよく言われていました。
人生損してるよ、という台詞、誰が言い出したんでしょうね。
そんな発言をしている時間こそ、人生の損失です。
自分は果物を異常なほど受けつけないからだなのですが、以前出会った人の中に、ボタンが無理、という人がいました。
ボタンって、あの、服とかについているボタンです。
ボタンのついている服は極力着ないし、ボタンを触るのも、近づくのもなるべく避けているという話を聞いて、自分以上に生きづらそうな人がいた……! と不思議な気持ちになったことを覚えています。
普段、自分が何気なく食べていたり、触れていたりするものを受けつけないからだで生きている人がいる。
声に出さないけれど、すごくすごくいやなものがあるとか。
そういうのって、ないですか?
理解されないだろうけど、っていう、生きづらいものであればあるほど、きいてみたくなります。