本棚のすき間

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『ぼくらのセイキマツ』伊藤たかみ が気になりすぎて辛い【児童書新刊】

こんにちは。

児童書の新刊で、何か面白そうなものはないかな~と検索していたところ、なんと、こんなものが発売されていたではないですか。 

ぼくらのセイキマツ

ぼくらのセイキマツ

 

読みたい。

伊藤たかみさんの小説で、しかも、児童書のジャンルのお話。

 

少し前、一年半くらい経つのですね、こちらの作品が出版されました。 

はやく老人になりたいと彼女はいう

はやく老人になりたいと彼女はいう

 

少年少女も登場はするのですが、大人の絵本小説という惹句が帯に書かれていたとおり、内容はかなりビターでした。

個人的には、大満足の作品でしたけどね。 

 

でも、伊藤たかみさんのがっつり児童文学作品となると、やっぱり、期待感のレベルが違ってしまいます。

興奮してきてしまいましたが、伊藤たかみさんについて、ご存じでない方のためにちょっとだけ紹介を。

 

伊藤たかみさんは、1971年兵庫県生まれ。

1995年、早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し作家デビュー。

2000年『ミカ!』で、小学館児童出版文化賞、’06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞受賞、「八月の路上に捨てる」で芥川賞受賞。

八月の路上に捨てる (文春文庫)

八月の路上に捨てる (文春文庫)

 

 

ちなみにですが、作家の角田光代さんと結婚していましたが、離婚し、現在はお互いに再婚をしています。

 

文藝賞という、純文学にカテゴライズされる賞を受賞し、その後、児童文学作品も執筆し、幾つかの賞を受賞しています。

その後、『八月の路上に捨てる』という作品で芥川賞を受賞ということで、ちょっと変わった経歴を持った作家だということが伝わりますでしょうか。

 

純文学と児童文学を書きわける作家って、他にもいないわけではありませんけどね。

たとえば、江國香織さんなんかもその一例でしょう。

江國さんは直木賞を受賞していますが、個人的にはこの人はどう読んでも純文学な気がしてならない作家のひとりです。

 

話しが逸れましたが、伊藤たかみさんは児童文学でも純文学でも評価されており、本当に、そのどちらのジャンルの作品も面白いものばかりです。

なかでも、私は児童文学の作品が特に好きなのです。

 

たとえばこちらの作品。 

(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[い]3-1)ぎぶそん (ポプラ文庫ピュアフル)

 

先日書いたこの記事でも紹介しました。

www.nahdaannun.com

バンドを組んでいる中学生たちのお話で、もう何度も読んできた一冊です。

 

他にも、この『ミカ!』という作品と、

ミカ! (文春文庫)

ミカ! (文春文庫)

 

その後のお話『ミカ×ミカ!』という作品もあります。 

ミカ×ミカ! (文春文庫)

ミカ×ミカ! (文春文庫)

 

このシリーズも、大好きです。

活発で男まさりのミカ。

スカートなんてイヤ!

おっぱいなんていらない!

思春期の入口にたつ不安定なミカを、双子のユウスケがそばで見まもる。

両親の別居、姉の家出、こっそり飼っていた「オトトイ」の死…。

流した涙の数だけ幸せな未来が待っている。  『ミカ!』作品紹介より

 

「女らしいってどういうこと?」

ある日突然、男勝りのミカがユウスケに聞いてきた。

青いインコによれば、ミカはどうやら振られてしまったらしい。

恋をして変化するミカに戸惑うユウスケ。

そんなユウスケにも告白してくる女の子が現われて…。

中学生になった双子の日常を爽やかに描く「ミカ!」第二弾。 『ミカ×ミカ!』作品紹介より 

 

伊藤たかみさんの小説は、どの作品もそうなんですが、あらすじでその魅力を伝えるのが難しいものが多いです。

成長小説と言ってしまえばそれまでですが、その描写がとにかくコミカルで、でも時にすごく切なくて、最後にはなんとも言えない後味が残ります。

 

それは、児童文学的であるのと同時に、純文学的でもあるからなのでしょう。

どちらも書ける伊藤たかみさんだからこそ、そのエッセンスが一つの作品にぎゅっと凝縮される、ということが可能なのかもしれません。

 

今回の『ぼくらのセイキマツ』という作品、気になります。

ノストラダムスの予言によれば来年夏には世界が滅亡する。

でも中三のぼくらにはその前に受験があるのだった。ゾンビみたいな人形を持ち歩いているナナコ。

そのナナコにひそかに惹かれているイッセー、ヒロ。

生きてる手応えもないままゆるゆると流れていく時間に抵抗を試みる三人の夏を描く。

芥川賞作家久々のYA書き下ろし。   理論社HPより引用

あらすじによれば、主人公たちは中学三年生のようです。

あまり、どういったストーリーなのかはわかりませんが、恋愛要素もあるようで、それだけですでにわくわくしてきてしまうのは『ぎぶそん』のせいかもしれません。

 

 

学校司書を続けていたら、確実に図書館に入れて読んでいましたね、これは……。

 

児童書は出版部数があまり多くないでしょうから、近所の本屋に行っても手に入らなさそうですね。

書いているうちにより読みたくなってきたのでamazonで買っちゃおうと思います。

ぼくらのセイキマツ

ぼくらのセイキマツ

 

読んだら、また感想を書きます。

自分も読んでみる! という方がいらっしゃったら、ぜひ感想を共有させてください。

 

それではまた。

 

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