テントウムシ型の移動図書館が子どもの心をくすぐる!
こんにちは。
学校司書じゃなくなっても、図書館についてのニュースを定期的に読みあさってしまうねこの手です。
面白い記事を読んだので、紹介します。
移動図書館について
移動図書館という言葉に、皆さんは親しみはあるでしょうか?
私が通っていた小学校には、月に一度、町の図書館から本をぎっしり積んだマイクロバスがやって来て、本を借りることができる移動図書館がありました。
どこの自治体でもやっている取り組みというわけではなさそうですが、どうなんでしょう?
司書として学校図書館で働いていたときには、学校の図書館の本だけでは飽き足らない子が利用していたり、学級文庫として係がひと月分の本を選んでいたりと、けっこう楽しげに利用していました。
自分の家の前にこういう移動図書館が来てくれたら、って考えると、なかなか楽しいですよね。
テントウムシ型の移動図書館について
記事によると、中国でテントウムシ型の移動図書館が登場した、ということで、写真を見ると、これがなかなか心をくすぐるデザインです。
image credit: Krisada T. Prachaya/Facebook
車体は自転車を改造した三輪車となっており、リサイクルされた材料によって作られているそうです。
本って、かなり重いのでこれを走らせるのは相当大変そうですね(坂道とか上れるんだろうか……)。
せめて原付にして、小回りはきくけど漕がなくていいスタイルが良い気がしますが、それだと公道を走れなくなってしまったりするのでしょうかね。
なにはともあれ、面白いサービスだと思います。
テントウムシみたいなのがやってきて、その羽を広げたと思ったら中からたくさんの本が……! って、けっこうわくわくします。
テントウムシだけじゃなく、いろんなデザインでの移動図書館があるといいですよね。
皆さんは、どんなデザインの移動図書館がやってきたらわくわくしますか?
移動図書館事業について
話は変わりますが、こちらのサイトでは、東日本大震災による被害を受けた県を中心に、移動図書館での支援を行ってきたことを知ることができます。
東日本大震災により、岩手・宮城・福島の東北3県では、多くの図書館が大きなダメージを受けました。
図書館は、読書をするためだけの施設ではなく、情報が集まり、人々が集う憩いの場所という側面があります。
緊急救援から復興へと向かう中、安らぎや知識を得られる本を通じて、自由に交流できる場づくりをサポートするため、移動図書館活動を行ってきました。
※2017年3月末をもって、岩手、宮城、福島での移動図書館活動を終了いたしました。
被災地で、読みきかせを行った方の話は聞いたことがありましたが、移動図書館事業として、こういう活動があったということ自体、初めて知りました。
この移動図書館事業を立ち上げた方による書籍も出ていました。

走れ!移動図書館: 本でよりそう復興支援 (ちくまプリマー新書)
- 作者: 鎌倉幸子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/01/07
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (18件) を見る
ちくまプリマー新書なので、読みやすい形になっているかと思います。
今度本屋で探してみます。
いつか、こういう活動ができたらいいなって、このサイトを見ていて思いました。
本が、人の心をすくい上げることができる。
学校司書はやめてしまいましたが、そういった活動を人生のなかでしていくことに関しては、まだあきらめていません。
またいろいろと調べてみようと思った今日この頃でした。
それではまた。