本棚のすき間

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読書でする【サバゲー】のすすめ 【児童書】

こんにちは。

本を読まない子どもに少しでも本に興味を持ってほしい。

そんな気持ちをいつも持っていた学校司書時代に、この本はいいな、素晴らしいなというものが出版されたので、そのシリーズを紹介します。

 

『たったひとりのサバイバル・ゲーム』シリーズ

児童書でサバイバルというと、

南極のサバイバル (かがくるBOOK―科学漫画サバイバルシリーズ)

南極のサバイバル (かがくるBOOK―科学漫画サバイバルシリーズ)

 
寄生虫のサバイバル 1 (科学漫画サバイバルシリーズ64)

寄生虫のサバイバル 1 (科学漫画サバイバルシリーズ64)

 

こちらのシリーズを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、 今回紹介するのは違うシリーズです。

それがこちら。

たったひとりのサバイバル・ゲーム!  灼熱の砂漠を脱出せよ

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 灼熱の砂漠を脱出せよ

 

これは 「灼熱の砂漠を脱出せよ」というタイトルの通り、たったひとりで砂漠に遭難してしまった少年が、知恵をふりしぼり脱出する、というストーリーです。

 

ストーリーと言いましたが、この本には、決まったストーリーがあるわけではありません。

どういうことかというと、読み進めていくと、分岐点となるページに行き当たります。

水を探すか、日陰を探すか?

といった2択があり、読者は自分が選んだ選択肢のページにとんで、また読み進めていきます。

選択肢によっては、そこでゲームオーバーとなってしまう場合もありますし、すぐにまた別の選択肢が現れる、ということもあります。 

 

昔あったサバイバルキッズというゲームを思い出しました。

サバイバルキッズ 小さな島の大きな秘密

サバイバルキッズ 小さな島の大きな秘密

 

自分が子どもの頃にやっていたのはもっと昔のソフトですが、子どもって、なぜかサバイバルの話に惹かれるんですよね。

なぜでしょう……。

でも、子どもに限らず、大人も「九死に一生スペシャル」とか好きですもんね。

衝撃映像○連発、とか。

 

 

話しがそれました。

そんな風にして、生き延びるための正しい選択肢を選びながら、読者であるあなたが物語を作っていく、というのが、このシリーズの特徴です。

ゲームオーバーになったとしても、間違えた選択肢に戻って、また行動を選びなおすということはもちろんできますし、またスタートから読み直す、ということもできます。

 

つまり、ゲーム感覚で読むことができる本なのです。

魅力的なゲームが様々発売されている昨今、娯楽の種類も増え、文を読むことに魅力を感じられない子どもでも楽しめるかもしれません。

 

また、ゲームオーバーになっても、その原因は何だったのか、こうした状況でしてはいけないことは何なのかなどがコラム形式で紹介されているので、豆知識系の本が好きな子もうれしい仕様となっています。

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

 

こういうのが好きな子たちですね。 

 

 

微生物のサバイバル 2 (科学漫画サバイバルシリーズ59)

微生物のサバイバル 2 (科学漫画サバイバルシリーズ59)

 

最初に紹介したサバイバルシリーズも科学読み物という立ち位置で、いろんな理科的な知識を得られますが、こちらは漫画です。

もちろん、漫画が悪いとは言いませんが、こういう本を露骨に嫌がる司書や親がいるのも事実です(私がいた町の司書も、このシリーズはあまり図書館に入れたがっていませんでした)。

 

『たったひとりのサバイバル・ゲーム』シリーズもそれほど文がぎっしりというわけではないのですが、それでも、文章からストーリーを感じ取って、それを楽しむ、という点では、まだ小説寄りのような気がします。

クリアできるまで読み返したり、いろんなパターンの脱出の仕方を試してみたりと、楽しみ方もそれぞれです。

 

本嫌いの子の机にこっそり置いておいたら、夢中になって読んでくれるかもしれませんね。

 

ちなみにこのシリーズ、砂漠以外にも、様々なサバイバルがあります。

たったひとりのサバイバル・ゲーム!  ジャングルから脱出せよ

たったひとりのサバイバル・ゲーム! ジャングルから脱出せよ

 

 ジャングルからの脱出。

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 底なし沼を脱出せよ

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 底なし沼を脱出せよ

 

底なし沼。  

たったひとりのサバイバル・ゲーム! サバンナを脱出せよ

たったひとりのサバイバル・ゲーム! サバンナを脱出せよ

 

サバンナと、  

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 太平洋を泳ぎぬけ!

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 太平洋を泳ぎぬけ!

 

太平洋を泳ぎぬけ、に、 

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 極寒の雪山を脱出せよ

たったひとりのサバイバル・ゲーム! 極寒の雪山を脱出せよ

 

極寒の雪山、となっています。

 

興味のわく場所でのサバイバルを選んで、このゲームブックを楽しんでみてください。

 

学校図書館でも、子どもたちが友だちといっしょに読んで、どっちにする? と相談しながら楽しそうに読んでいた姿を覚えています。

サバイバル系が好きなお子さんにおすすめのシリーズです。

それではまた。

 

www.nahdaannun.com

 

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