本棚のすき間

絵本や小説、図書館についてなど、本全般について書いています。

10年近く前に書いた日記を掘り出した【母の日】

今週のお題「母の日」

母の日はなぜだかサボテンをあげたくなる

先日、母の日がやってくるということで、いつもいい匂いのする雑貨屋に向かいました。

そこは、ひつじのぬいぐるみが大量に置いてあり、ニュージーランドですかとつっこみたくなるほど、というのは大げさだけど、でも、それくらいたくさんひつじがいるのです。

 

で、目的の母の日のプレゼントをどうしようかと探していると、自分のように何をあげたらいいかわからない人用に、母の日のプレゼントにどうぞ、というセットものが置いてあるコーナーを見つけました。

そこに、サボテンとタオルと、なんだかよくわからないけど何かいいものが噴出されそうなスプレーが入った3点セットがあり、なんだか妙に惹かれて、それをかごに入れました。

 

その後、帰宅したあとで、遠い昔に流行っていたmixiというSNSで書いていた自分の日記を読み返していると、衝撃の事実が。

なんと、約10年前の自分も、母の日にサボテンをプレゼントしていたようなのです。

完全に忘れていました。

 

そして、サボテンをプレゼントに選んでしまう理由までもが書いてあったので、ここにその文章を復活させてみます。

ただ、昔の自分が書いた文章って、びっくりするくらい他人の文章みたいに思えるんですよね。

 

文体が違うとか、そんな感覚だったんだとか、そういう発見があります。

ので、ちょっと恥ずかしいのですが、10年前の日記です。

 

10年前の母の日を前にした日記

母の日ということで、サボテンをプレゼントした。 
金魚鉢のような透明な器に、六種類のこじんまりとしたサボテンが並んでいるもの。 


ひっそりと買おうと思っていたのに、包装をしている店員に、 
「母の日用ですかー!?」 
と悪意さえ感じるようなでかい声できかれた。 
そんなに遠くにいたわけでもないのに。 

おかげで、付近にいたひとたちがいっせいにこちらを向いてしまった。 
台の上には、だれも興味も示さなかったようなサボテン。 

みんなの手にはさ、赤いカーネーションだとか、 
デザイン重視の焼き物的なものにドライフラワーとかそういうのがちょこんとくっついているような、 
花屋の思惑通りの商品がのってた。 

なので、そういうひとたちになにかを教示(偉そうすぎる)するという意味もこめて、 
自信満々の声で「はい」と答えた。 
(そうですけどなにか?)ってこころの中では思ったけど、 
さすがにそれは声にはできない。 

店員はちょっと、うすら笑いを浮かべているみたいだった。 
ぜんぜん、ぜんぜんかまわない。 



そしてお会計の場では、アルバイトらしい女性が対応してくれた。 

サボテンは店の奥の奥の方にその存在を消すかのように置かれていて、 
しかしながら金額は堂々の六千円を示していたらしい。 
らしいというのはその下に手書きで「→三千円」という訂正がされていたから。 

値段はまあどちらでもよかったのだけど、 
いざレジの前に立ったとき、先ほどのうすら笑いの店員がふいに、 
「そのサボテン、二千円で」 
とアルバイトの若めの女性に言った。 
かなりの早口だったために女性はもう一度聞き返して、 
どことなく焦った感じでレジを打ってた。 


そうして会計を済まし、包装の出来を待っていたのだけど、 
その完成品を見てずい分思いきったことをしなさると思った。 

まずクリーム色の落ち着いた感じの包装はいいとして、 
金魚鉢を固定するための土台に使われているのが、 
「南信州なんとかトマト」 
とかいうダンボール。 
青果の方であまったやつをもらってきたんだろうね。 


まあ、そういうものに頓着するのも、かっこ悪い気がするから気にしないけども。 



そういうわけで、うしろにならんでいた多くのひとたちの目から逃れるように、 
いそいそと花屋をでていった日曜日の夕方。 



あたしンちで得た情報では、サボテンは話しかけてやるといいという。 
なにがいいのかよくわからないけど、 
あたしンちは好きなので、そういうことには頓着しようと思う。 



そしてただ意味もなくサボテンにしたのかというとそうでもない。 
昔、小学生の頃、謎のバザー的な催しものがあり、 
そこで売れ残ったものの中から、 
なにかひとつだけ好きなものをもち帰っていいと言われた。 

そこで、当時のじぶんはなにを考えていたのか、 
茶色くうす汚れた鉢にはいったサボテンをもらってきた。 
重くて、もち帰るのが大変だったのを覚えてる。 


そしてそのサボテンは玄関先に、長いこと置かれていた。 
それはなかなかサボテン自体が大きいものだったから、 
存在感もかなりあったし、なんだか愛着もあった。 

わりと、大事にされていたような気がする。 



そういう経緯もあり、 
たぶん、サボテンになったんだと思う。 






まあ、こういうのはどうでもいいことなので、 
最後にいいことを書いておこう。 


スペインの国技でもある闘牛で、闘牛士は赤い布(ムレータと言うらしい)をふりふりさせているのだけど、 
牛の目というのは色を識別することはできない。 

だから、一般的にはあの布の赤い色が牛を興奮させてるとか思われているけど、 
実際にそれで興奮しているのは闘牛士や、観客の方。 
牛はただひらひらした布のその動きを見て興奮しているんだって。 



人間って、なんなんだろう。

 

 

まとめ

普段ブログやツイッターを見てくださっている方には伝わるかと思いますが、文体が全然違いますよね。

なんかこう、ひねくれているというか、なんというか。

大人になって、多少心が丸くなったのでしょう。

 

そんなこんなで、先日の母の日、母にサボテンを渡してきました。

話しかけるといいよ、ということも、10年前の自分からのメッセージとして(もちろんそんなことは言いませんが)伝えておきました。

 

母もサボテンも、長生きしますように。

 

不二貿易 観葉植物 サボテン 4頭 高さ170cm 52680

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www.nahdaannun.com

 

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