本棚のすき間

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『MOE』絶対に読んでおきたい! 海外児童文学特集が気になる

先日、白泉社のツイートで見かけたMOEの次号の表紙。

 

MOE (モエ) 2019年7月号 [雑誌] (絶対に読んでおきたい!  大人のための海外児童文学)

MOE (モエ) 2019年7月号 [雑誌] (絶対に読んでおきたい! 大人のための海外児童文学)

  • 作者: 羽海野チカ,上野紀子,ヒグチユウコ,平澤まりこ,小川糸,谷川俊太郎,Noritake,魔夜峰央,荒戸里也子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2019/06/03
  • メディア: 雑誌
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赤毛のアンって、実はあまりちゃんと読んだことがない。

抄訳のものをさらっと読んだくらいなんだけど、でも、この表紙を見て、なぜだかああってなるのはなぜなんだろう。 

 

大人のための児童文学、と言われると、心がさわぐ。

というのも、自分はまさに児童と呼ばれていた頃には読書にまるで興味関心がなく、その当時児童文学を全くといっていいほど読んでいなかったせいだと思われる。

 

大人になってから読み始めた児童文学。

歴史にifはないとよく言わるけれど、実際に、あの頃同じ本を読んでいたらどうなっていただろう。

いまだからこそ、物語の面白さを感じることができるのであって、幼き頃の自分では理解できなかったような気もする。

 

たとえば、これとか。 

新装版 ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)

新装版 ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)

 

ムーミンはハマりすぎてフィンランドに行ってしまったくらい好きなんだけど、(詳しくは下の記事に)

www.nahdaannun.com

それも、20歳くらいになって、やっとのこと。

子どもの頃にムーミンシリーズの原作を読んでいたら、どうなっていただろう。

 

たぶん、途中で読むのをやめていたんじゃないかな。

結構長いし、それに、文章もやわらかいようでいてなかなか詩的な表現も多く、大人でもたやすく理解できない部分もちらほらと。

 

いまでこそ、それがトーベ・ヤンソンの文章の味であり、ムーミンシリーズの醍醐味であるってわかるんだけど、あの頃の自分にそれが理解できるとは思えない。

 

それに、なんといっても哲学的で暗いのがムーミンの原作。

出合ったのが大学生の頃で、むしろよかったのかもしれない。

 

 

他にも、この本をあの頃読むことができていたらなあ! っていう本はいっぱいある。

たとえば、 

だれかを好きになった日に読む本 (きょうはこの本読みたいな)

だれかを好きになった日に読む本 (きょうはこの本読みたいな)

 
セカンド・ショット (角川文庫)

セカンド・ショット (角川文庫)

 

これらの本に収録されている、川島誠の『電話がなっている』もそう。

 

これも、大学生の時に初めて読んだ。

友だちがすごいからとにかく読んでみてと言うので、相模大野の図書館に一緒に行って、そこで、立ち読みしてしまった。

 

座れるところに持っていって読めばいいのに、と思うんだけど、手に取って、読み始めたら止まらなくなってしまって、結局最後までそのまま読み切ってしまったという。

 

トラウマ児童文学として有名な作品なのでご存じの方も多いかと。

衝撃的なストーリーももちろんだけど、個人的には、あの、ほかのどの児童文学作家とも異なる、簡潔でいて、心に迫ってくるような文体に惹かれた。

 

そののちに『800』という作品を読んで、自分にとってあまりにも特別な作家になった。

800 (角川文庫)

800 (角川文庫)

 

でも、これも、大学生の頃の自分だったから、そんな風に感じられたのかもしれないし、『電話がなっている』を小学生の頃に読んでいたら思い切り引いて、ネタにして、おしまいだったということもある気がする。

 

読書って、やっぱりタイミングが重要なのではないかな。

だから、学校司書の仕事って、とにかく良い作品だから読んでみろ、ってすぐ言いたくなるし、それで、本を好きになる子もいるかもしれないんだけど、いまそれを読まなくてもいつかどこかのタイミングで出合ってとんでもなく人生に影響を与える、ということもあるかもしれない。

 

そう思いながら学校司書の仕事をしていたのが、もう懐かしい。

まだ、二か月も経っていないというのに。

 

最後に、個人的に大人におすすめしたい児童文学作品を紹介しておしまいに。

 

 

穴  HOLES (講談社文庫)

穴 HOLES (講談社文庫)

 

 

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

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  • 作者: エーリヒケストナー,ヴァルター・トリアー,Erich K¨astner,池田香代子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/06/16
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朝の少女 (新潮文庫)

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ぼくがスカートをはく日

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リバウンド (福音館の単行本)

リバウンド (福音館の単行本)

 

 

泥 (児童単行本)

泥 (児童単行本)

 

 

新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

 

 

オリバー、世界を変える!

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  • 作者: クラウディアミルズ,菅野博子,Claudia Mills,渋谷弘子
  • 出版社/メーカー: さえら書房
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シャドウ・チルドレン: 絶対に見つかってはいけない (1) (小学館ジュニア文庫)

シャドウ・チルドレン: 絶対に見つかってはいけない (1) (小学館ジュニア文庫)

  • 作者: マーガレット・P.ハディックス,くまお♀,梅津かおり
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/01/24
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顔をなくした少年

顔をなくした少年

 

 

レモネード戦争 (ものがたりの庭)

レモネード戦争 (ものがたりの庭)

  • 作者: ジャクリーヌデイヴィーズ,小栗麗加,Jacqueline Davies,日当陽子
  • 出版社/メーカー: フレーベル館
  • 発売日: 2014/11/01
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飛ぶ教室 (講談社文庫)

飛ぶ教室 (講談社文庫)

 

 

どの作品も、大人の心にも刺さる物語。

それではまた。

 

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