本棚のすき間

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毎日朝読書の時間があるのは幸せなこと?【学校司書をやめるまでの話 その10】

どこの小学校でもそうなのかな。

1年生だけは、オリエンテーションをするのは5月の連休明けということになっていた。

たぶん、小学校というものに慣れて、先生に慣れて、授業というものに慣れてきてようやく、図書館のお勉強を、ということなのだろう。

 

だから、1年生は読み聞かせをするのも5月の半ば以降かな、と思っていると、1年生の担任の先生から、

「火曜日の朝読書の時間、読み聞かせをしにきてください」

というお話が。

一ねんせいになったら (絵本のおもちゃばこ)

一ねんせいになったら (絵本のおもちゃばこ)

 

 

当時の勤務校は、幸せなことに月曜日から金曜日まで毎朝、10分間の読書の時間というのがあった。

これは、後々わかったことだけど、めずらしいことみたい。

他の学校では週に2日とか3日しか朝読書の時間がない、というところも少なくない。

なので、毎朝読書の時間があるというのは、読書環境としては悪くない小学校だったのだと思う。

 

本を借りられるようになった子たちは、それぞれ、その時間に読みたい本を借りていって、読むという形。

 

だけど、まだ図書館を使えない1年生たちは、当然、本を借りられない。

学級文庫というのが廊下にあって、そこの本は1・2年生が共有しているけど、そんなに大量にあるわけではないので、それなら読み聞かせをしよう、ということらしい。

 

1年生のクラスには司書と同じ立場の支援員という先生がついている。

その先生は木曜日の朝、読み聞かせをしているんだそうな。

司書がそれを断れるはずもなく、わかりましたと返事をした。

 

ということで、5月後半からは1年生には火曜日の朝読書の時間と、図書の時間の週2回、読み聞かせをすることに。

これは、からだの負担というよりも心の負担が大きかった。

読み聞かせが好きで好きでいくらでもやります! という司書だったら、単純に喜ばしい話なんだろうけど……。

6年生のクラスの読み聞かせがなくなった分、と思って割り切ることに。

 

ただ、実際にやり始めたらこの1年生のクラスの子たちがとてもいい子たちで、教室に顔を出すといつもわーきゃー嬉しそうな顔をして出迎えてくれたので、それはそれで癒される時間にもなっていくという。

 

学校司書の仕事に限ったことではないけど、やってみなければわからないことがたくさんある。

そんな、4月の終わり(くらいの話)

 

つづく。

 

www.nahdaannun.com

 

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