本棚のすき間

絵本や小説、図書館についてなど、本全般について書いています。

慣れてきた頃に春の読書旬間【学校司書をやめるまでの話 その13】

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音楽会での職員合唱ではその前にちょっとした出し物がある、という話を前回の記事で書きました。

あまり人前でしゃべったりなにかしたりするのが得意ではない自分にとって、当時流行っていたパーフェクトヒューマンのセンター(あっちゃん)のポジションをやるというのは、なかなかの重荷です。

(結果的に、子どもたちとの距離が縮むきっかけの一つになりましたが)

 

学校で働く、あるいは学校司書をするというのには、こういうことも含まれているのか……とまた一つ勉強になりました。

 

それはそれとして、5月も半ばになる頃には、少しずつ日々の仕事のペースがつかめてきました。

どの学年も単級なので、図書の時間があるのは、一日に一クラスほどです。

この少なさが、新米にとってはとてもありがたいことでした。

 

月曜日は図書の時間が入っていないので、その週の各クラスの読み聞かせの本を決めたり、練習をしたり、ブックトークの準備をしたりします。

ただ、担任の先生から、今週はこういった話をしてほしい、こんな本を紹介してほしいといったことを言われることもあるので、この準備の通りにいかないこともたくさんあります。

要望があった方が、話すことに迷わなくていい、ということも。

 

そんな感じで、5月は過ぎていきましたが、なんと、勤務校では年に2回の読書旬間があるのでした。

それが5月の末にあり、学校司書になるやいなやの大きなイベントに戦々恐々となっておりました。

 

小さな学校なので、司書教諭の先生はいませんでした。

国語科の、転任されてきた先生が図書主任ということで、読書旬間のことをいっしょに考えてくれました。

 

こちらの先生が、なんと頼りになることか。

基本的には、前年度の企画と変わらないラインナップではありましたが、ふたりともが新任なのです。

昨年度の様子はほかの先生から聞いたり、記録用の写真を見るしかありません。

 

そんな中、図書主任の先生は慣れた感じでさまざまなイベントの段取りを考え、司書がやるべき仕事を振ってくれました。

おんぶにだっことはまさにこのことです。

 

ちなみに、春の読書旬間のイベントとしては

・先生たちのおすすめ本の紹介(ポスター掲示)

・高学年から低学年への読み聞かせ(たて割り班)

・校長講和(本に関する話)

・ボランティアの方による読み聞かせ

・図書委員による発表

 

他にもうちょっとあったような気もしますが……

そんなにたくさんあるわけではありませんが、着任して一ヶ月ほどなので、もし一人でやらなければいけなかったら、と思うとぞっとします。

 

先生たちのおすすめの本をポスターに描いてもらう企画は、個人的にも楽しいものでした。(先生たちは仕事が増えて大変でしょうが……)

ふだんなかなか雑談をする機会もなく、どんな本が好きなのかもわからないのですが、ここで紹介していただいた本から、なんとなく、その先生の人となりがわかるような気がします。

 

そして、一つわかったことは、先生たちはみんな、字がきれいでデザインセンスもやたらある、ということです。

こういう企画は読書旬間のみならず、いろいろな授業やイベントでもう慣れっこなのでしょう。

 

かくいう自分は、本のプロであるというプレッシャーに押しつぶされかけていました。

誰も、そういう期待はしていないでしょうが、今年来た図書館の先生はいったいどんな本を紹介してくれるんだろう……と点数をつけられるような気持ちです。

 

紹介したのは『飛ぶ教室』エーリヒ・ケストナーでした。

新訳 飛ぶ教室 (つばさ文庫)

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飛ぶ教室 (講談社文庫)

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季節外れなのが少し気になりますが、自信をもっておすすめできる作品として、高学年向けに書きました。

というのも、ほかの先生たちが提出してくれるものが、どちらかといえば低学年向けのものが多かったからです。

 

そんなわけで、先生たちのおすすめの本の紹介企画の準備は進んでいくのでした。

 

つづく。

 

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