本棚のすき間

絵本や小説、図書館についてなど、本全般について書いています。

図書委員会の当番活動始まる【学校司書をやめるまでの話 その15】

オリエンテーションが始まって、朝と休み時間に図書館が開館するようになると、図書委員の子たちの当番活動が始まります。

仕事は三つあります。

・カウンター

・本を棚に戻す

・棚の整理

これらをローテーションで、二人か三人一組で回していきます。

 

カウンターの仕事は、基本的にはバーコードのスキャンです。

返しにきた子の本をピッとし、借りにきた子がいれば、その子のバーコードを読み、それから、本のバーコードを読み取ります。

 

自分が子どもの頃はまだ電算化されていなかったので、最初は、このシステムにまずおどろきました(公共図書館にもあまり行っていなかったので……)。

こりゃ子どもたちも楽だし、図書委員も楽しいだろうな、と。

 

委員会は4年生以上の子たちなので、やり方自体は頭に入っているようでした。

ただ、バーコードを読むのに、距離と角度が悪いとスムーズに読んでくれない、ということがあるので、そこは慣れが必要そうでした。

 

委員長はスポーツが得意そうな子で(実際に足の速い子でした)、あいさつのできるさわやかボーイでした。

この、初年度の図書委員長が彼で本当によかったな、と後々心底思いました。

周りに気をつかえて、それでいてノリも悪くなく、やるべきことはきちんとやるというおどろくほどできた子だったのです。

 

彼は以前にも図書委員をやったことがあったので、仕事のことも読書旬間のイベントのこともいろいろとわかっていました。

図書主任の先生といい、この図書委員長といい、恵まれているなあ、と思わずにはいられません。

 

委員は8人いました。

4年生なんかは初めての当番活動で、不安げな姿でしたが、たいてい、上の学年の子がどうしたらいいのかを教えてくれます。

ときどき、司書も手をかしたりしますが、司書も初めてで不安げだったことを、きっとだれかは気づいていたことでしょう。

 

話はそれましたが、仕事の二つ目は本を棚にもどすことです。

勤務校では、2年生以上は自分で本をもとの場所にもどす、ということになっていました。

なので、現段階では1・2年生の返却本を棚に戻す、ということになります(2年生もまだその指導をしていなかったので)。

 

その1・2年生の返却用のブックトラックに一度に入れられる本は、多くても、40冊くらいです。

それを二人で手分けして棚に戻す、というわけですね。

 

これをするには図書委員の子たちが、棚を把握したり、並び方のルールを知っている必要があります。

もう3年以上この図書館を使っている子たちなので、どこにどんな本があるのか、といったことは、新米司書よりもよくわかっています。

が、分類記号にそって、しっかりと本を戻してもらうためには多少の指導が必要、ということで、そこは、この仕事の分担になっている子たちに伝えるようにしました。

すると、分類のシールの意味をあまり知らないという子もちらほら。

委員の子たちは比較的素直な子が多くて、ありがたかったです。

 

そして、三つ目の棚の整理も同じように、ただやみくもに整理をしても意味がないので、こういう風に並んでいて、たとえばこの本はこういうところが違っているから、こっちのここに入れないといけないよ、ということを教えました。

どういったことをすればいいのか、がわかると、子どもはけっこう仕事熱心です。

シリーズものを1巻から並べ直したり、海外文学のところに混じっている日本文学の本を探しはじめたりしてくれました。

 

前任の先生から、なかには当番活動に来ない子もいるので、そういう子は注意をしたり、担任の先生に相談したりしてみてください、と引継ぎの時に言われていました。

初年度は本当に運がよかったのか、そういう子がほとんどいませんでした。

こういう、余計なストレスがないって、ほんとに良いことだな、と後々思うようになっていきます……。

 

図書委員の子たちはその後、いきなり、春の読書旬間の発表の準備をすることになっていくのでした。

つづく。

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